去年の秋ごろ(コウ中1時代)のお話です。
の続きです。
コウがひっついてくるのと独り言の多さに、
この時はとにかく疲弊していた私。
藁にもすがる思いで、
ようやく定期診察の日を迎えました
主治医の先生はコウが小1のときから
診てくれてるので、
もう気心が知れています。
私は包み隠さず話しました。
親として思ってはいけないと
分かっているけど、
ひっつかれるとどうしても
コウを“気持ち悪い”と思ってしまう事も、
すべて打ち明けました。
すると意外にも、先生は即答。
『そう思うの当たり前よ、母親だもん』
意味が分かりませんでした。
母親だからこそ、
気持ち悪いと思ってしまうことが
情けなかったのに…。
すると先生は解説してくれました。
『ある程度成長した異性の子供に対して、必要以上に近づいてほしくないと思うのは、人間の母親の本能なのよ。
近親相姦を避けるために、そうできてるの』
近親相姦…と書くとちょっと
ものものしい感じになりますが、
要はそういう事なんだそうです。
『で…でも先生、友達親子とか言うじゃないですか?
息子とデート、とか…』
『それは、息子さんのほうが距離感を分かってるからできるんだよね。
思春期や反抗期って、そのためにあるようなもんなのよ』
『コウくんの場合、思春期は今来てるだろうけど反抗期が無いもんね』
あー………
確かに
コウは、反抗期らしい反抗期が
今までありません。
たまに反抗してくることはありますよ?
ご飯早く食べなさい!
→うるせーなー、みたいな。
でも自分が過去に経験したような、
いつでも何でも反抗したくなるとか、
口を利きたくない、みたいなのが
コウは無いんです
そういう息子にくっついてこられたら、
気持ち悪いと思ってしまうのは
母親としての本能なんだそうです。
先生の言葉は私の中にすとーんと落ち、
いっきにスッキリしました。
私…悪くなかったんだ…
インチュニブに関しては、
先生もすぐ合意してくれました。
『過去に一度試そうとしたこともあったし、錠剤が飲めるようになったならいいかもしれないね
ただ効くかどうかはその子次第だけど…』
そして処方されたインチュニブ。
飲み始めて現在、
約半年が経ちますが…。
変化なし
効かなかった…
独り言絶好調です。
インチュニブ効いてる方いらっしゃいますか?
独り言が無くなれば、
バスや電車も一人で乗ってもらうのも
少しは現実的になってくるのですが。
まだまだ道のりは遠いです…
続きます。