の続きです。
相談のように書いた
担任の伊藤先生への連絡帳が、
クレームととらえられてしまったのか
謝罪されてしまった私。
誤解を解こうと学校に電話すると、
A組主任の川崎先生が出ました。
『〇〇(コウを叱った3年生の子)の件、谷さんごめんね』
早々に川崎先生は言いました。
やっぱり、私が抗議した感じになってる![]()
私は慌てて言いました。
『先生、違うんです!
全然怒ってるわけじゃなくて、コウの問題が浮き彫りになったんで、それを伊藤先生と共有したくて…』
でも川崎先生は驚きもせず、
変わらない穏やかな声で言いました。
『ううん、谷さん違うんだよ』
え…?
違うって、何が…??
『〇〇のほうからね、今日申し出があったの。
“コウの気持ちを考えずにきつく言ってしまいました”って』
な、なんと…![]()
いや、だって言われてることはもっともで、
別にコウが泣いたわけでもないのに…。
さらに川崎先生は続けました。
『コウにもコウで、挨拶が出来ないって問題があるでしょ?
〇〇もこれが問題でね、自分だって出来てないのに人に干渉し過ぎるんだよ
』
支援級にいるという事は、
当然3年生の子も障害があるという事。
そのことを私は
すっかり忘れていました。
しっかりしているように見えたけど、
あの子にはあの子の
乗り越えなければいけない課題が
あったんですね。
彼の場合はそれが、
他人にばかり目が行ってしまう
という事なんだそうです。
『みんなお互いに勉強だね、勉強
』
電話を切った後、
とても温かい気持ちになりました。
コウもこの問題点を、
あの先輩に見つけてもらえて
良かったのかもしれません。
今の時代は無いかもしれないけど、
挨拶しないだけで殴られたり
なんてことも考えられますからね![]()
今もこの先輩は厳しいです。
でもコウは嫌がってないし、
促されてでもコウが挨拶をすると
彼はとても嬉しそうな笑顔で
『また明日な!
』
と言ってくれます。
この学校に来て良かったな…。
ほっとしたのも束の間。
6月。
コウにとって
学校行事の第一関門
が待っていました。
1年生全体での宿泊学習
が待っていたのです。
…続きます。


