【谷家の自己紹介

星コウ:心優しい自閉症の支援級中1

(知的障害あり)

星シュウ:負けず嫌いの通常級小1

(軽度発達遅延)

星私:毎日ぐったりの営業職ワーママ(39)

星夫:かつて問題だらけだった世帯主(51)

 

不定期ですが日常を更新しています。

読んでいただけたら嬉しいです照れ

 

 

  

 

 

 

の続きです。

 

 

 

やさぐれた思いを抱えたまま、

 

授業参観は終了。

 

 

続いてA組全体の保護者懇談会

 

が開かれました。

 

 

2~3年生になると、

 

自分で自転車で登下校しているので、

 

授業参観が終わったら生徒は各々で下校。

 

 

親と一緒に帰るという

 

コウを含めた数人の生徒は、

 

隣の教室でDVDを見ることに

 

なっていました。

 

 

 

懇談会が始まるまでの間、

 

席について机にあった資料に

 

目を通していました。

 

 

 

 

 

A組の保護者はPTA活動には

 

参加しない代わりに、

 

親の会という組織に属し、

 

小学校との交流会の準備や

 

卒業生などを呼んで行う

 

講演会や勉強会のセッティングなどを

 

行うそうです。

 

 

 

ふーん……ふむふむ…。

 

 

仕事への影響はあまり無さそうだな…

 

やるならどの係がいいかな…

 

ってか1年の保護者も選べるのかな…

 

 

 

……

 

 

………

 

 

 

 

 

え?!

 

 

 

 

 

 

 

ふと横を見ると、

 

DVDを見るために隣の教室にいたはずの


コウがなぜかまた私に

 

ひっついてきました。

 

 

『ちょっと、コウやめて。向こうで待ってて』

 

『やだ、ママー凝視

 

 

 

すぐに伊藤先生が来て、

 

『コウくん、戻ろう。

お母さんこれからお話があるから』

 

と言い引っ張ってくれましたが、

 

コウは動きません。

 

 

それを見ていた他のお母さん方が、

 

くすくすと笑い始めました。

 

 

決してバカにする笑いではなく、

 

『かわいいーラブ

『うちの子もそんなんだったの、何年前かなデレデレ

『ママの事大好きなんですね照れ

 

と言ってきて、

 

『はは、ははは、いやー…はぁ…無気力

 

とごまかしました。

 

 

『いやー…ちょっと前までコロナで二人で隔離になって…

そしたらこうなっちゃいましてー…笑い泣き

 

と自虐を含めて話したら、

 

笑いが起きて場が少し和やかになりました。

 

 

 

…が。

 

 

 

私は全然和やかな気分ではありません。

 

 

やめてよ

恥ずかしい

早く向こうに戻ってくれ

 

 

そればかり思っていました。

 

 

やがて懇談会の準備を終えた川崎先生が

 

教室に入ってくると、

 

『お!コウくんも懇談会出るのか?

子供には退屈な話ばかりだぞー照れ

 

 

そう、川崎先生。

 

もっと言ってやってください!

 

向こうに行くように言ってください!!

 

 

もうすがるような目で

 

川崎先生を見ました。

 

 

ですが。

 

 

 

『じゃあ、ちゃんと座っとけよー照れ

 

 

そう言って私の隣の机を私にくっつけ、

 

椅子に座るようにコウを促しました。

 

 

 

 

なんでー?!ガーン

 

 

 

 

椅子には座ったものの、

 

その後コウの独り言が止まらず。

 

 

川崎先生が話してる途中でしたが

 

どうしても私が我慢ならず、

 

『先生ちょっとすみません、隣に置いてきます真顔

 

と言って教室を出て、

 

ほぼ強制的に隣へコウを送り込みました。

 

 

幸い私の席は入口よりだったので、

 

懇談会を中断するほどにはならずに済み、

 

伊藤先生が察してくれたのか

 

脱走しようもんなら

 

コウを押さえ込んでくれたので、

 

その後脱走してこちらに来ることは

 

ありませんでした。

 

 

 

帰宅後は、どっと疲れがガーン

 

 

初日からこれじゃ、先が思いやられる…。

 

 

 

こうしてコウの中学校生活は

 

波乱のスタートを切りました。

 

 

 

…続きます。