【谷家の自己紹介

星コウ:心優しい自閉症の支援級中1

(知的障害あり)

星シュウ:負けず嫌いの通常級小1

(軽度発達遅延)

星私:毎日ぐったりの営業職ワーママ(39)

星夫:かつて問題だらけだった世帯主(50)

 

不定期ですが日常を更新しています。

読んでいただけたら嬉しいです照れ

 

 

  

 

 

 

の続きです。

 

 

いザプールを目の前にして、

 

ガチガチに固まってしまった水着姿のシュウ。

 

 

大丈夫だろうか…?と思っていたら、

 

コーチの男性が駆け寄ってきました。

 

 

 

『こんにちは!ニコニコ

 

 

インディアンスの田渕さんのような

 

見るからに明るい人でした。

 

 

でもそれよりも。

 

 

『学校で溺れたんですってね。シュウくん、そりゃ怖かったよね。

今日は僕とゆっくり慣れていこうねウインク

 

 

受付から離れて更衣室にいたのは、

 

ほんの2~3分です。

 

 

その間に受付の福田さんから、

 

既にシュウについて細かく引継ぎが

 

されていたことに驚きました。

 

 

私はプールサイドに椅子を用意してもらい、

 

間近で見学。

 

(普段は2階のガラス窓から保護者は見学できるのですが、毎回プールサイドで見守る親御さんもいるそうです)

 

 

 

シュウもガチガチですが、

 

私も緊張してきました。

 

 

 

 

シュウが体験したクラスは

 

一番初級の20級

 

 

小学生からのクラスなので、

 

シュウが一番小さいのはもちろんですが

 

他の子も1~2年生という感じでした。

 

 

全部で15人くらいのクラス。

 

 

みんな笑顔でした。

 

 

楽しそうにプールに入っていました。

 

 

今は緊張して無表情のシュウも、

 

続けたらあんな風に

 

プールを楽しめるようになるんだろうか…?

 

 

コーチに促され、

 

一応プールには入ったものの

 

胸のあたりまでしか入らず。

 

 

『シュウくん、肩まで入ってごらん?』

 

とコーチに言われても、

 

無言で首を横に振りました。

 

 

 

“やっぱり厳しいかなぁ…”

 

 

そう思っていたのですが。

 

 

プールサイドから別のコーチが

 

お風呂で使うような手桶で

 

シュウの肩にそっと水をかけました。

 

 

振り向いたシュウ。

 

 

怒るのかと思いきや…

 

 

 

にまー照れと笑いました。

 

 

 

 

そこからは本当にすごくて。

 

 

体験時間50分のうち、

 

開始10分ほどでみるみる笑顔になり、

 

ロボットのように固まっていた体も

 

ぴょんぴょん跳ねながら

 

プールサイドを歩くようになりました。

 

 

『僕につかまってれば絶対大丈夫だから!』

 

 

そう言われコーチの手を握り、

 

浮いてバタ足をしていました。

 

 

怖くて絶対コーチの手は離せない

 

と思っていたのに、

 

片手を離してプールサイドの私に

 

グッとサインを送ってくれました。

 

 

 

プールサイドで涙をこらえる

 

アラフォー女の姿は、

 

周りからどう見えていたのか…泣き笑い

 

 

続きます。