とある町 とある家兼スタジオで。
(ドタドタドタ)バンッ「姉さん!!聞いて!あのn(ガシッ)」
「おい遥都。朝に『AR』の合わせ練習あるからスタジオに入るな言っただろ?」
「ふぁっ・・・ふぁっへ~(だ・・・だって~)
ふぉふふぁっふぉうふぇふぃふぃふぉふぉふぁっふぁんふぁふぉん
(今日学校でいいことあったんだもん)」
「はぁ~・・・朱音は遅れてくるわ遥都はスタジオ入ってくるわ・・・
気分損ねた。今日はもう解散!」(AR一同)「「「「ええええええ?!」」」」
「文句あんの?」(AR一同)「「「「な・・・ないです。」」」」「リーダーは気分屋ですねぇ・・・。」
「で?いい事って?」「おっおっ俺・・・初恋したんだと思うんだ!」
(次の日)
電車に揺られ三十分。風香は笑顔で登校した。鈴歌と話しながら十分を埋め朝のHRが始まった。
(今日は朱音ちゃん来てないみたいだな・・・)と思った矢先
「すみません!遅刻してしまいました!!!」「早く席に座れー。」
(・・・きっと忙しかったんだろうね。)その言葉はそっと胸の奥にしまった。
「いやー、昨日の練習の後家に帰ったら爆睡しちゃってさー!気付いたら八時だよ!アッハッハ!ま、さほど練習してないけどね!!!!」
昼休みの体育館裏、鈴歌が発見した三人だけの秘密の場所。ここは人の目がつきにくくこうして朱音が明るく『AR』の事を話せるのはここしかない。
「そのうち寝坊しすぎてマスク忘れて登校してきたらアタシ見捨てるかね?馬鹿音。」
「だいじょーぶだいじょーぶ!リュックに予備何枚もあるから!!」「ほんとかね・・・。」
「とにかく早く寝て早く起きる努力はしたほういいと・・・。」
「もー風香ちゃん真面目すぎて可愛い!!」「おい朱音。」「りっ・・・リーダー!?」
「リーダーって言うのは『AR』の活動のみのときにしろ。学校内では胡桃先輩と呼べ。」
「というかなんでここに?!」
「ここの校長に言ったらすぐ入らせてもらった。緊急の用事と言ってな。」
「私にですか・・・?!」「ああ。ちょいと馬鹿音を借りるぞ。」
「リーダーまで馬鹿音ですかぁ?!!」「別にいいだろ。」(チラッ)
(あれが・・・あいつの・・・)
2人はきょとんとした顔でさっていく馬鹿音朱音たちを見送った。
「今の・・・伊藤胡桃(いとう くるみ)だよね・・・?『AR』リーダーの・・・」
「だ・・・だよね・・・?」
帰りのHRギリギリまで朱音は帰ってこなかった。きっと『AR』の練習だったのだろう。朱音はぐったりして帰ってきた。
「えー、明日委員会の委員長を決める事になった。委員会はさっき決めた通りでいいなぁー?」
(ハーイ)
(とんとん)「あ・・・あの。風香さん・・・だよね?(小声)」
「そ そうだけど・・・?先生話してるよ・・・?(小声)」
「あっんとさ、もしさ風香さんが良ければなんだけどさ・・・
今日帰りさ・・・
「おい遥都、女子といけない遊びをするんじゃないのかー今日の帰りってー。」
(アハハハハハハハハハ!)
「ちっ違います!!ただの調べ物を手伝って欲しいだけです!!!」
「そうかー。」「それだったら・・・良いけど・・・。」
放課後、静かな図書室で2人っきりの状態。風香にとってピンチ。なぜなら
男子とあまり話し話した事がない。
「ごめんね 何か手伝ってもらって。」
「ううううう・・・うううん だだだだだだだだ 大丈夫だだだだよ!」
「俺さ、芸能関係について詳しく調べたかったからさ、物知りな人と探せば簡単に探せるかなって思ってさ・・・。いきなりほんとにごめん。」
「ぜぜぜぜぜ全然!!というか物知りじゃないし・・・。」
(緊張しすぎ・・・)
「ただの馬鹿だから!うん!ほんとに馬鹿!馬鹿香だよ!うん!」
「馬鹿じゃないでしょ。だってさ昨日の小テスト、十点中九点だろ?
俺なんて十点中六点なんだぜ?それに森城中だしさ・・・。」
「森城中だからって頭いいとは限んないし、それに・・・受検失敗しちゃったし。森城第一。」
「森城第一を受けるぐらいだからさ、良いじゃん。頭。」
「だ・・・だからっ・・・
「そんな謙遜はしないほう良いぞ?自分に自信を持っていこうぜ?」
「う・・・うん・・・。」
帰り、ソフトクリームをなめながら電車に乗った二人。
「森城ってさ・・・(ペロッ)何点以上で合格ラインだったの?」
「五百点中三百五十点・・・。後一点だったの・・・。」
「あちゃー、惜しかったなぁ・・・。」
「うん・・・。だから凄怖かったの。1人で違う市、違う高校いくの・・・。」
「それはキツイよね・・・さすがに俺も緊張だわ。」
「遥都君だったっけ?なんでこの高校に入学したの?」
「おれもここ滑り止めでさー、水茂工業ってテニス強いから入りたかったんだけど、おちちった。後二十点も足りてなかったから!笑っちまうよ。一生懸命勉強したのに。」
「わ・・・笑わないよ?」「え?」
「努力した人を笑うなんて・・・そんな最低な事しないから・・・。」
「あっ・・・ありがとな!なっ・・・何か照れるぜ!」
「凄いね、たったニ、三時間話しただけなのにこんなに仲良くなれるなんて。人間は凄いね。(ニコッ)」
「そっ・・・そうだな!!あ、ここで降りるから!じゃな!また明日!」「バイバイー」
電車のドアが閉められ、電車は出発した。そして1人、その場にうずくまり
「あぁ・・・これじゃあ明日も心もたねぇよ・・・。」
1人 恥ずかしながらそう呟いた。
続く。
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遥都の名字、遥都の姉の名前忘れてしまいました・・・。
五十嵐 遥都 五十嵐安曇(『AR』時の名前 伊藤 胡桃)
これからはちゃんと覚えます・・・(反省