不定期更新 ブログ小説

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 (零話は朱音が主人公になります。そして零話は高校入学前のお話です。)

 (何故急に過去?と思われた方・・・ごめんなさい、私の気分です汗)

  赤い夕暮れが電車の窓から見える。今日も音楽番組の収録でぐったりしている朱音。マスクが邪魔だと思っているがここで外したら皆大パニックに陥る。そうご存知の通り朱音は人気バンドグループ「AR」のボーカルなのだ。


ほんとにもう・・・。収録終わりの「AR」の反省会長すぎです・・・。リーダーの説教今日は一段と喝が入ってたなぁ・・・。しかもアタシだけスタジオの整理手伝うとか・・・。リーダー自由奔放すぎます・・・。)


 駅のホームに降り立つ。改札を通り、出口に向かう途中、伊藤胡桃他四名の「AR」メンバーがそこに居た。


朱音、「AR」に関わる事でちょっと言いたい事がある。話が長くならないよう気をつけるから。ちょっとこい。」


何だろうと思いつつ、メンバー達は「AR」リーダーの胡桃に着いて行く。そして着いたのが朱音が小さい頃良く遊んでいた公園についた。


「で、話ってなんすか?リーダー。」


・・・一輝、修、時太、蜜柑、そして朱音。お前ら・・・今いくつだ?」

「「「「ふぇ?」」」」」

私が覚えてる限りでは、一輝、修それとアタシは高校二年。アタシは中退したけど。」

「んまぁ・・・そうなるね・・・。」と一輝。「皆幼馴染で結成されたもんねー「AR」。」と修。


時太、蜜柑、朱音。お前ら今年受験生だろ?」「そうっす!」と時太。「・・・はい。」と蜜柑。

やばーい勉強してない(テヘペロ)。」と朱音

入試どこ受けるんだ。時太から順に言っていけ。」

「俺は・・・水茂工業っすかね・・・。」「私は・・・純北高校に・・・。」「おいおいマジか蜜柑!レベルたけーな!」「時太みたいに・・・運動神経ないから・・・。」・・・。」そこのアホ音は?」

せめて馬鹿音にしてくださいよ・・・。鈴歌ちーみたいに馬鹿音って・・・。」

で?」でって?」こ・う・こ・うは?」馬鹿なので・・・私立新設校に・・・と親に言われました。」


まぁ皆一緒の高校だったら怒ってたが、バラバラで安心したよ。一輝と修は大学とかは?」

「いかねー「AR」があるもの。」「当たり前だろ~?」


んで本題に入る。今日からこの八ヶ月間、お前ら受験生は「AR」の活動一切するな。意味わかるよな?一切するなってことは。「「一切するなってことは・・・受験勉強に集中すると・・・?」」2人は声を揃えて言った。

そうだ。アホ音は私立だから来月からでも間に合うだろう。だから時太、蜜柑は今日から八ヶ月間、アホ音は八月一日から七ヶ月間活動禁止だ。「AR」のメンバーが減るがそこは上手く言って視聴者等に不振がられないようにする。そして高校に無事入学しても、中学の時のように、放課後は「AR」の練習だからな。私とマネージャーが直接学校長に言って特別に部活動は無しにしてもらう。分かったか?三人とも。」


「「イエッサー(しょぼーん)」」」部活動無し・・・悲しすぎます・・・。)


 




 そして時太、蜜柑、朱音は無事にそれぞれの高校に入学できたのであった。



 3月23日みぞれの中、朱音は中学校を卒業した。そして帰る間際、


馬鹿音、明日一日あいてる?」うんー。リーダーが明日一日は休みだって言ってた。」

じゃあさ夏子の受検結果見に行かない?森城市まで。」

いいけど・・・ってなつこん森城受けたの!?」「うん・・・第一に。」

さすがなつこん・・・って受検発表日遅くない?水茂高校は先月だったのに。」

「森城はいつも市内の全部の中学校が卒業式終わったら発表なんだって。」

うひょうーマジでかー受かってると良いね!なつこん!」

というか私立だから発表早いんだよ、あたし達の高校は。」



 次の日、森城第一の昇降口前に合格者の番号が張り出されている。


やった!!!なつこんの番号あるよ!!!」「やった!受かった!ううう・・・努力が・・・!」

これであんまし会えなくなるねー・・・。」大丈夫だよ!ラ○ンあるもん!」

「そうだね・・・!でもたまには遊ぼうね!」もっちろん!」」


さぁ肩の荷も下りたし、せっかも森城来たんだし、観光でもしますか!」「良いねえ!」」


2人はスタスタ校門の方へ歩いていく。朱音もついていこうとした瞬間


(ドンッ)あっごめんなさい!」いえ、大丈夫ですよ。」(ポトッ)あ、これ!落としましたよ!」

あっわざわざごめんね。アタシの大事なハンカチなの・・・無くす所だった・・・。」

貴女も森城第一受けたの?見るからに頭よさそうだもん・・・。」

ま・・・まぁ受けたよ。今から見に行くの。」おお!そう!受かってると良いね!じゃあね!」(ダッ)


 校門まで走っていき、ふと後ろを見ると


さっきの女の子が愕然として合格発表の掲示を見上げていた。そしてその少し後ろでその女の子に話しかけようか話しかけないか迷っている男の子が一人。


馬鹿音~!早くしないとスターバッ○ス閉まるよー!」「多分まだまだ閉まらないと思うけどね・・・。(汗)」

あ!分かった!」

そして朱音は小声で


受かってると良いねって気持ち考えずに言ってごめんなさい・・・。」そう言い、鈴歌達の方へ向かった。

                                               零話終わり