4月 | ・

みなさま、こんにちは。

1週間ほど日本不在にしている間に、4月。
つぼみだった桜は見頃を迎え、消費税はアップし、変化の4月。

新生活をはじめるみなさま、新年度を迎えるみなさま、どうぞ素敵な4月になりますように。



ドイツ雑貨Qronik(クローニク)にQronik(歴史、物語)をもつ古い印刷物が仲間入りしました。
印刷の町Leipzigで印刷された楽譜、地図です。



古い楽譜 はこちら



古い路線図 はこちら
ハンブルクの地図 はこちら



ザクセン州ライプツィヒ。
バッハがやメンデルスゾーンといった音楽家が活躍し、
文豪ゲーテや森鴎外といった偉人が過ごした町です。

書籍・印刷の町としての歴史は神聖ローマ帝国の時代にまでさかのぼります。

当時、ヨーロッパ屈指の商都だったライプツィヒ。
書籍に関しては、当時出版の中心であったフランクフルトに取引の場所は多く集まっていましたが、
神聖ローマ帝国が反カトリック的書物に体する検閲機構を置いて出版統制を行うようになりました。

一方、ライプツィヒはそういった検閲や出版統制には皆無。
次第に書籍などの印刷物についても、フランクフルトではなくライプツィヒに取引の場所が多く集まるようになりました。
そして1481年にはライプツィヒでも本の印刷が開始され、1530年までには1300種類もの本を出版。
次第にライプツィヒは書籍・印刷の町として地位を確立させていきます。
そして18世紀にはついに「ライプツィヒ書籍見本市(Leipziger Buchmesse)」が開催され、
名実共に書籍取引の中心地になったのです。

次々と新しい印刷所、出版社が設立されるライプツィヒ。
ドイツで“文庫”の代名詞とも言われる「レクラム文庫」や世界初の音楽出版社「ブライトコプフ」、
1834年には音楽家シューマンによって「音楽新報」が創刊されます。

そんな印刷の歴史をもつ町ライプツィヒで実際に印刷された貴重な“印刷物”、おすすめです。