みなさま、こんにちは。
「タイコたたきの夢」。
大好きな絵本です。
Reiner Zimnik (ライナー・チムニク)さんというドイツの絵本作家。
現在はポーランド領のシュレジア地方ボイテンという町で生まれ、
第二次世界大戦時には親戚をたよってバイエルン地方へ。
美術学校で挿絵を学び、絵本の執筆をはじめます。
カリカリとした独特の挿絵と、
カッカッとした文章が紡ぎだす
不思議な世界。
ファンタスティックでリアリスティックな、
チムニクワールド。
『 むかしむかしのことです。これからおはなしする町だって、まだそのころは、
大きな森のなかにぽつんとあるきりでした。その町の通りを、ひとりのタイコたたきがねりあるき、
さけびだしたのです。
「ゆこう どこかにあるはずだ
もっとよいくに よいくらし!」 』
(パロル舎 矢川澄子訳 より)
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