Sushi in Suhl(ズールの寿司) | ・

みなさま、おはようございます。

今日はドイツの街のご紹介。

ドイツ中部、チューリンゲン州にある人口4万人ほどのちいさな町、ズール(Suhl)。
チューリンゲンの森に囲まれ、野鳥や小動物が生息し、
週末になれば森林浴を楽しむ・・・という何とも素敵な町です。

そんなのどかな田舎町ですが、なんと昔は武器製造で発展した町。
というのも、中世の時代からこの土地では鉄の産出が盛んだったのです。
第2次世界大戦後も軍需産業(主に旧ソ連へ出荷)で潤い、
市内のズール武器博物館には数百年にわたる様々な武器が展示されています。

そんなズール市に関係するもので有名なのが、“Sushi in Suhl(ズールの寿司)“。
これは一体なんでしょう。


昨年末に上映された映画のタイトルです。
旧東ドイツ時代に唯一存在した、ドイツ人が経営する日本料理屋「Waffenschmied」(=武器鍛冶)をモデルにした話のようです。
今でこそ、世界で日本食、特にスシはブームですが、
きっとこの時代に日本食なんて・・・。

この興味深い映画、残念ながら日本には入ってきていませんが、いつか見てみたい映画です。

*画像はズール市の紋章。


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