生地でつくった袋の中身は神様に内緒 | ・

みなさま、おはようございます。




今日はドイツ料理のご紹介。

Schwaben(シュヴァーベン)地方に伝わる、Maultasche(マウルタッシェ)という郷土料理。




シュヴァーベン地方とは、ドイツ南西部に広がる地域の古称で、

ベンチやポルシェで有名なシュトゥットガルトや世界一高い大聖堂をもつウルムなどが含まれる地域です。


MaultascheとはMaulbronn Teigtasche(マウルブロン タイクタッシェ=生地の袋)の略。

*マウルブロンとは、シュヴァーベン地方にある街の名前で、マウルブロン修道所は世界遺産に認定されています。

*マウルブロン修道所はヘルマン・ヘッセの『車輪の下』の舞台。






餃子の中身のようなものをべろんとした生地で包んでゆでています。

日本でいう水餃子。

イタリアでいうラビオリ。

でも、マウルタッシェはサイズが大きく、1人前は2つ~4つほど。

ソースをかけて、いただきます。




マウルタッシェは、金曜日には肉を食べてはいけないという宗教的な背景から、

生地の中に肉を隠せば神様から見つからないだろう、という肉好きの人の発想から作られたという一説。

面白いね。





やあ、ドイツ