みなさま、おはようございます。
先日ご紹介したくるみ割り人形。
いろいろな説がありますが、ニュルンベルクという町で生まれたと言われています。
16世紀のニュルンベルクは、神聖ローマ帝国内でもケルンと並ぶ大都市の1つに数えられ、
腕利きの職人たちが集まり、手工芸の中心地として最盛期を迎えていました。
森が多いドイツならではの木材を使った製品を中心に、
職人によってさまざまなものが生み出されます。
そんな中で、当時からよく食べられている“木の実”を割る道具として発明されたのがくるみ割り人形。
上官や兵隊など、お偉いさんたちに固い木の実を割らせようぜ!という職人たちの密かな反抗心が、
王様や上官の格好をしたくるみ割り人形のモチーフになっているといわれています。
少しいかめしい顔をしているけれど、どこか憎めないくるみ割り人形。
ニュルンベルクには小さなものから大きなものまであり、
表情もいろいろですが、Qronik(クローニク)では比較的小さなサイズのくるみ割り人形を置いています。
小さいけれど存在感のある、可愛い子達です。

