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みなさま、おはようございます。

今日は20111111。

やあ、ドイツ


11月11日。
日本ではポッキーの日(最近ではプリッツの日とも)と言われていますが、
ドイツでは守護聖人・聖マルティンの日として伝統が受け継がれています。


聖マルティン。
いくつかの逸話がありますが、有名なものはマントの話。
元は軍人だったマルティンが城壁門を通りかかったときに、物乞いをする裸同然の貧者。
分け与えるものを何ももっていなかったマルティンは、自分の着ていたマントを半分に裂いて与えました。
実はこの貧者、イエス・キリストだったのです。
その夜、キリストはマルティンの夢に現れ、マルティンの受洗のきっかけとなりました。
ちなみに、マルティンが持っていた方のマントはその後、フランク王国歴代国王の礼拝堂に保管。
礼拝堂を意味する「Chapel」は、マントを意味する「cape」に由来しているとのことです。


聖マルティンの日、ドイツではガチョウを食べる習慣があります。
諸説はいろいろですが、「Martins Gans(ガンス=がちょう:ローストしたガチョウ×赤キャベツ×ジャガイモ団子の組み合わせ)」を食べるのがお決まり。
日本での節分太巻きのようですね。


もう1つ、楽しい風習が。
馬に乗った聖マルティンと一緒に、カラフルなランタン(提灯)を持った子どもたちが町を練り歩きます。
ハロウィンのように、日本のお月見泥棒(一部地域の風習かしら)のように、
子どもたちは家々をまわってお菓子をもらうのです。

今夜は子どもたち、うきうきですね。


とっても可愛らしい写真を見つけました!