みなさま、こんばんは。
今日はフレスコ画について。
フレスコ。Fresco。これはイタリア語で「新鮮な、新しい」という意味。
まず、砂と石灰を混ぜて作った漆喰で壁を塗り、それがまだ「フレスコ」な状態で、
その上に水だけで溶いた顔料で絵を描いたものがフレスコ画。
「水だけで」というのがポイント。
半乾きの「フレスコ」な石灰の上に水溶きの顔料(粉末状の色素)を乗せれば、
石灰水が顔料を覆い、空気中の二酸化炭素と反応して透明な結晶(カルサイト)になるのです。
顔料はこの結晶に閉じ込められて美しさを保ち続けます。
だからこんなに色がきれいなのです。
長い間、きれい。
有名な「ラスコーの壁画」も実はフレスコ画。
イタリア・ポンペイの壁画もフレスコ画。
きれいな絵は、フレスコ画。
昔、学校で習った「ラスコー」、懐かしいね。