みなさま、こんばんは。
メッセルピットという都市をご存知ですか。
メッセルピットは、フランクフルトから約一時間ほどのところにある化石発掘地。
化石!
なんだかドキドキ。
この土地は5300万年前から3700万年前までは湖で、化石の保存状態がよく、
羽や毛の跡、胃の内容物などがほぼ完全な状態で残っています。
メッセルピットで初めて化石が発見されたのは1875年。ワニの化石。
そして1983年、とても重要な化石が発見されました。
4700万年前の哺乳類の化石で、類人猿共通の先祖になりうるこの化石は「Ida(イーダ)」と命名。
(学名は進化論の父ダーウィンにちなんで、「Darwinius masillae」)
他にもプロパレオテリウムというウマの祖先の化石や昆虫類の化石、胎児を身ごもる母獣の化石など、
めずらしく貴重な化石たちがぞくぞくと発見されています。
かつてごみ処理場としての計画が持ち上がったメッセルピット。
ごみとともに埋められる運命にあった多くの化石たちが、16年にも及ぶ市民の反対運動、化石の発見により、「世界自然遺産」に一転し、今もなお、大切に守られています。
化石という太古の世界からのメッセージ。
ドイツ=化石というイメージは今までありませんでしたが、是非一度タイムスリップしに行きたいですね~