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こんばんは、またまたブログの更新がかなりあいてしまったおはぎです。(汗)
前回のブログのタイトルを「そろそろ年貢の納め時…」と書いてしまったことで、ちょっと皆さんをドキッとさせてしまったようで…
そんな意図は全くなかったのですが、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。
ブログをアップさせてからきなこにいつも誤字脱字などないかなど一応チェックしてもらっているのですが、前回はきなこに「こんなタイトルだめでしょ!」って言われていたのにも関わらず私は「え?大丈夫でしょ…」と放置してしまっていました。
反省しております。
ただ純粋に、またあの辛い点滴の抗がん剤治療を始めるという覚悟をした、という意味だったのでご了承ください。
そしていつもたくさんの「いいね!」を押してくださり、貴重な時間を使い心のこもったコメントまで書いていただき感謝しています。
さて、では本題に入りたいと思います。
え〜っと…
久しぶりすぎてどんな風にブログを書いていたか忘れており、ちょっと頭がグルグルしています。(苦笑)
プロフィールを読んでいただければ私の経歴は分かっていただけるかとは思いますが、面倒だと思うので私の今の治療に至るまでの経過を簡単におさらいしておきますと…
およそ6年10ヶ月前(2012.10)、39歳の時に膵臓癌ステージ4b
両卵巣転移
腹膜播種
リンパ節転移
となり、いわゆる末期の状態でした。
手術や放射線治療は適応外ということで、緩和的治療(完治は望めない)で抗がん剤治療が始まりました。
その後一進一退を繰り返しながらも、3年ほど経ったところで転移していた卵巣だけがどんどん大きくなりお腹が苦しく、足の浮腫なども出始めたため根治術(治すための手術)ではないがQOL(生活の質)を維持するために緩和的目的で両卵巣を摘出する手術をしました。(本来親指の先ぐらいの臓器である卵巣がなんと5キロの大きさになるまで育っていました)
念の為摘出した卵巣を調べてみると、卵巣は膵臓のガンとは別のガンであることが判明。
このことから卵巣は膵臓の転移ではなくダブルキャンサー(2種の別のガン)であることがわかりました。
その後も膵臓癌に対する抗がん剤治療を続けましたが、4年9ヶ月経った頃体力の限界を感じたことや、膵臓のガンは存在するが大きくはならず落ち着いていたこともあって、一旦抗がん剤治療を休止するという大きな決断をしました。
休止してしばらくすると今度は卵巣ガンの再発(子宮)が確認され(2018.1)、次は卵巣ガンに対する抗がん剤治療をしなければならないことになりました。(膵臓の抗がん剤治療と卵巣の抗がん剤治療を同時にできない)
最初の治療は、TC療法+アバスチン
次は内服薬のリムパーザ
そして今回は次の治療に入ったわけです。
リムパーザの内服をしていた時期でも腫瘍マーカーは上がり続けており、薄々限界は感じていました。
内服してた頃の腫瘍マーカー
CA-125(基準値26.9以下)
1月 34.3 ↑
2月 49.2 ↑
3月 68.3 ↑
4月 71.5 ↑
5月 95.4 ↑
6月 128.5 ↑
7月 137.2 ↑
そして点滴の抗がん剤治療に変更すると決めた後、次の治療に向けて骨髄抑制などの回復を図るため内服(リムパーザ)を3週間ほどやめていたのですが
8月 228.6↑
と上がり率もアップ!
あくまでも腫瘍マーカーは指標ではありますが、内服していることでがん細胞の増殖の抑制にはなっていたんだと思えます。
さぁでは新しい点滴の抗がん剤についてです。
内服のリムパーザの前にやっていた点滴の抗がん剤は
TC療法+アバスチン
だったのですが
これは3種類の薬を使う治療なのですが
①パクリタキセル
②カルボプラチン
③アバスチン
という内容で
次の治療はこの3種類のうち1種類だけ変更された治療になりました。
①のパクリタキセルがドキシルという薬になりました。
(②③は同じです)
このパクリタキセルとドキシルは同じ系統の抗がん剤で膵臓癌の治療でも使われることがあるプラチナ(白金)系と言われる種類のものです。
なので前と同じように副作用は辛いものだと覚悟していました。
長年抗がん剤治療をしていて、回を重ねれば重ねるほど体の辛さも増していく傾向にあるので…。
そして8月2日(金)に初回の治療がありました。
いつものように消化器内科(膵臓)と婦人科(卵巣)の診察を終え、化学療法センターへ。
受付と同時に、見慣れた看護師さんが「おはぎさん、お久しぶりですね〜」と声をかけてくれました。
指定されたベッドに横になり、治療が始まりました。
↓こんな感じの量で5時間ほどかかりました。
今回私が使うドキシルという薬が手足症候群と口内炎の副作用が出やすいということで、投与中は手足を冷やして下さいと言われました。
*手足症候群:手足に赤みが現れたり、皮膚がめくれたり、皮膚が硬くなったり、水ぶくれができたり、チクチクしたり、ヒリヒリしたるする症状を言います。(厳密に言うと末梢神経障害とは違うようです)
↓こんな感じで手袋の中に専用の保冷剤が入っていて、そこに手足を入れながら治療します。
ずっと保冷剤に触れていると流石に手足が冷えすぎて痛くなってくるのと冷たさに耐えかねて、時々保冷剤から手足を離したり、また冷やしたりを繰り返しながら点滴をしました。
そして口内炎に対しては氷を舐めていて下さい、とも言われきなこに売店に行ってもらい氷を購入し、舐め続けました。
抗がん剤治療を7年近く続けていると、回を重ねるごとに副作用が強くなっていく傾向にあり(あくまでも私の経験上)今回も点滴をしているうちから吐き気や倦怠感が出てくるだろうと覚悟をしていました。
いつもであれば点滴中に眠気や吐き気や倦怠感が強くなるので、とにかく寝て耐え、終わってからはきなこの運転する車に乗り、車の座席のシートを倒し目をつぶりぐったりしたまま、家についたらそのままベッドに倒れこみ、4,5日は飲めず食べれずトイレ以外はずっとベッドに寝ている状態でした。
ところが…
今回は点滴中はへっちゃらでした。
治療中もきなこと普通にお喋りしながら過ごしました。
治療を終えた時点で、あれ?なんともないぞ?っていう感じでした。
家に帰っても横になっていなくても平気で、夕飯も食べられました。
翌日も同様。
次の日も…。
え?私抗がん剤やったよね???
って感じで拍子抜けしちゃいました。
ただ3日後4日後ぐらいは少し吐き気と倦怠感出てきて、寝ている時間が多くなりました。
それでも最近のあの抗がん剤の後の辛さを考えたら、大分良かったと思っています。
今回新たに始まった抗がん剤治療。
3剤中2剤は全く同じもので、残る1剤も薬は変わったものの同じ系統の(プラチナ系)薬。
何がどうしてこうなった???
頭の中でハテナマークが飛び交いました。(笑)
もちろん薬の種類によっては副作用の出方は微妙に違いはありますが(今回のように手足症候群など)吐き気や倦怠感に関してはほとんどの抗がん剤に共通する副作用だと思っています。
色々考えた結果、前の点滴の抗がん剤治療から今回の治療までの間に、日常生活で新たに始めたことがあります。
ちょっと長くなってきたので次回はこの新たな取り組みと、自覚症状的には軽く済んだ副作用も採血のデータ上はそうでもなかった経過についてもう少し詳しく書こうと思います。
では恒例の内容とは関係のない写真を。
きなこがダイエットに燃えています。
まずは糖質制限を中心に順調に体重が落ちていたようですが停滞期を迎えたようです。
最近では新たに「ホットヨガ」に通っています!
やはり運動も取り入れていかないと考えているようです。
↓そこで今日はこんなプロテインを買って嬉しそうにしていました。
ヨガの本まで購入して読んでます。
頑張って理想の体重に近づくといいね〜!
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