再発の治療③ | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

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39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

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こんばんは、おはぎです。

 

では早速ですが、再発の治療が決定するまでの経過の続きです。

 

 

私はできることなら手術をしてほしいと意思を伝えたうえで、婦人科の医師の間で治療方針を話し合う日が1月15日(月)にあるというので、その結果の報告の電話を待ちました。

 

そして電話がかかってきました…

 

もう細かい内容は忘れちゃいましたけど(おぃ)、今までの説明の重複もありつつ、またいろいろ医師から説明があり(長い)最終的な結論は…

 

明日(12月16日)に手術の予定を決める話し合い(もちろん他の患者さんも含めた)があるので、それが決まらないと結論がまだ出せない、と。

 

まず手術日が決まらないと手術前に抗がん剤治療をするか、しないでそのまま手術をするのかが決められない、ということだと受け止め、もう1日待った。(疲れる…)

 

(もちろん結論はまだはっきり言われていないが)手術日を決める話し合いということはもう手術してもらえるってことだよね…?

 

と、思い

 

入院したら◯◯だよねぇ〜

 

手術になったら◯◯だよねぇ〜

 

と、きなこといろいろ妄想話をしていた。(気分はもう手術方向)

 

 

 

そして翌日、12月16日(火)の夜、電話が鳴った。

 

「おはぎさん、結論からいいますね…」

 

「やっぱり手術というよりは、ケモ(抗がん剤で)でいこうと思います」

 

「なんか期待させていちゃったのにすみません…」

 

と。

 

私は前日まで話の流れから、もう気分は手術してもらえる状態だったので

 

えっ…

 

と、一瞬言葉を失った。

 

電話でも一瞬重い空気が流れた。

 

医師も申し訳なさそうに言葉を選んでいる様子が手に取るようにわかる。

 

「そういうことになったので、治療の予定を組ませてもらっていいですかね?」

 

と言われ

 

日にちを決め、抗がん剤の副作用の話やらなんやら(なに?)長々と説明を受ける。

 

私はただ「はい」「はい」とひたすら説明を聞いた。

 

一通り説明を聞いたあと、やっぱり今ひとつ納得できないので医師に質問した

 

「先生、手術ではなくケモ(抗がん剤)になったという決めてというか、考えをもう一度教えてください」

 

と。

 

 

簡単にまとめると…

 

私の場合、まず子宮にびまん性に癌が存在していると考えられること

 

びまん性ということは、血行性(血液の流れにのって)の再発であることが考えられること

 

血行性ということは子宮を手術でとってもとりきれない可能性が高いこと

 

もう一つは鼠径部【そけいぶ】(コマネチってやる部分)のリンパがはれているので、リンパ行性の再発であることも考えられること(リンパ腺の流れにのって)

 

リンパ行性である場合は子宮が硬くなっている場合が多く手術が難しいということ

 

などなど…

 

(少し私なりの解釈をした説明になっているかもしれません)

 

 

とまぁ総合的に考え、抗がん剤で治療をするほうがいいという結論になったようです…。

 

 

長い電話を終え、私もきなこもしばしぼうぜん…

 

ため息…

 

 

そして愚痴がはじまる…(ここでは正直に書かせてください)

 

だったらなんで手術の日を決める話し合いが、とか言っていかにも手術をするような期待を持たせるの!?

 

手術をしたほうがいいって言ってた先生もいたはずなのになんなの!?

 

などなど…

 

しまいにきなこはわけのわからない歌を歌い出すしまつ(崩壊)

 

あぁ…

 

もぅ…

 

そして言葉も出なくなる…。

 

 

一息ついて母に電話で報告。

 

この電話の前までの一連の過程は大体報告していたので

 

母は第一声

 

「なにぃ〜、手術してくれるんじゃなかったの???」

 

と。

 

そして

 

「先生は抗がん剤のつらさわかってるのかね!?」

 

と。

 

でも最終的には

 

「もうしょうがないね…」

 

と。

 

 

 

もう一人、個人的にお世話になっている知り合いの医師にもLINEで報告すると…

 

「専門の医師が議論した結果だから、ケモ(抗がん剤)が正解と信じて頑張ろうね」

 

「きっと効くから、いつもおはぎはケモがよく効くから、今度も絶対効くよ」

 

と励ましてくれました。

 

 

婦人科の医師からの電話を終えた直後は、私もきなこも興奮状態というか、呆然としたり、怒りの感情やら、わけのわからない感情が込み上げていましたが、この励ましの言葉で

 

そうだよね…

 

専門の医師の導き出した答えなんだもんね…

 

もう仕方ないよね…

 

頑張るしかないよね…

 

と気持ちが変化していきました。

 

 

 

そして実は抗がん剤治療が明日始まります…。

 

卵巣癌の人はよく行われる抗がん剤で

 

TC療法

 

 

アバスチン

 

の併用です。

 

おそらく髪の毛は全部抜けます…。

 

そして末梢神経障害(手足のしびれ)も高い確率ででると予測できます。

 

 

あとは吐き気や倦怠感(だるさ)がどの程度なのか、どれくらいの期間強くでるかはわかりません。(個人差がありますから)

 

 

膵臓のほうの抗がん剤では、長い期間やり続けていたので3〜4日食事はおろか水分も全くとれなかったので、家で脱水予防のための点滴をしていたわけですが…

 

多分こういうことも婦人科の医師は知らないよね…

 

 

私が悪い想像ばかりするものだから、きなこは

 

「また違う薬なんだから、どうでるか(副作用)わかんないんだから、あんまり悪く考えないほうがいい」

 

と言ってくれています。

 

 

それでも新たな抗がん剤治療を目前に控えているため、正直二人とも気持ちが不安定なんだと思います…

 

お互いそれぞれが違う意味での不安もあり、ストレス状態なんだと思います…

 

さっき些細なことで口喧嘩になってしまい、今は二人ともくちもきいていない状態です…

 

あぁ、なんだか今日のブログは暗いですね…(汗)

 

すみません。

 

 

明日の抗がん剤治療が始まると、また少しの間ブログの更新ができないかもしれません。(もともとまめに更新はしてませんが)

 

でも書けるかもしれません。

 

やってみないとわかりません。

 

きなこが書いてくれるかもしれません。

 

わかりません。

 

きなこも余裕がありません。

 

 

今日は明るい話題の画像を探す精神的余裕もありません。

 

すみません…。

 

 

ヒロシです…

 

ヒロシです…

 

ヒロシです…

 

(最後は精一杯の笑いで意味不明のフェードアウト)

 

 

 

 

 

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