おはようございます

きなこです

2日もブログアップ出来ず、すみませんでした。

おはぎは回復へ確実に一歩一歩、ゆっくりゆっくり歩んでいます。
日々違うおはぎを見て、色々な想いが込み上げて、涙したり、大笑いしたりしています。
手術というのは、身体に大きな影響を与える事を改めて実感します。
まずは体重。
歩行出来るようになって体重を計りに行ってみると、9.9Kgの減。

卵巣が5Kgと60gだったから5Kg減っていても驚かないのですが、それ以上減っていて、まぁ食事が始まれば徐々に戻ってくるかと思っていたら、さらに1Kg減。

免疫力をあげて行きたいけれど、焦ってはいけないんですね...
「前みたいに食べれない」とため息をつくおはぎ。
「きなこの卵焼きが食べたい」と言っていたので持って行き、美味しいと思えるものをしっかり食べて少しずつ戻って来てくれるといいなぁ。
次は麻酔薬の影響。
これは医師もあまり重要視されていないのですが、硬膜外麻酔にはフェンタニルが入っていて、おはぎの場合フェントステープを4mg使用しています。
いつもよりフェンタニルの量が、手術後から2日間は多く体内に入っていた事になります。
その硬膜外麻酔が抜けて、身体の中のフェンタニルの血中濃度は急激に下がってしまい、どうやら離脱症状が出てしまったようです。
身の置き場のない感じや急に熱くなったり寒くなったり、大量の発汗、鼻水...その他もろもろ。
最初は、卵巣を取ってしまったので、卵巣欠落症状(子宮がんや卵巣がんなどの手術のために、卵巣を2つとも切除した場合に、エストロゲンが人工的に断たれてしまうことが原因で、年齢に関係なく現れる、更年期障害に似た症状)かな?と様子を見ていましたが、おはぎは、寝てもいられないし、起きてもいられず「こんな身体もう嫌だ...」と涙を流す程で、何かに取り憑かれたように大きく身体を揺らしていたり....
以前にも、フェントステープの効果の切れを感じていた時と同じような症状が続いていて、術後は創痛で硬膜外麻酔が抜けてからは、身体が自分のようなものじゃない状態で殆ど眠れていない状態でした。
苦しさや辛さの余り「もう嫌だ...」と言わせるほどです。「早くお家に帰りたい....」と。
同じ日に手術した患者さんも全く眠剤が効かずおはぎよりは軽い感じでしたが同じような症状に悩まされた事を教えてくれました。
(朝、ここまで書いて病院に向かったので、ここから下は夜書きました)
これはなんなんだろう?とずっと考えていて術後の患者さんを思い出していたら、術後せん妄(意識障害が起こり、頭が混乱している状態)のような状態に陥ることが あるなぁ、と。
術後直ぐに起こることもありますが、2~3日後に起こることもあり、ただのせん妄(せんもう)だと対応していましたが、もしかすると麻酔薬による離脱症状であったのかな?と考え始めました。
おはぎの場合は長期に医療用麻薬を使用していたのた起こったことかもしれません。
もう少し勉強してみようと思います。
おはぎと、こんな時看護師は何が出来るんだろう?と病室で語り合いました。
おはぎと一緒の日に手術したHさんは、火曜日の夜におはぎと同様の症状が出た時ナースコールを押したそうです。
看護師はバイタルサイン(体温、血圧、脈拍、呼吸)を確認し、異常が無いことを告げ、終了だったそうです。
私がその場に居ても、そうしていたと思います。
でも自分の身体がおかしいと思った時、大丈夫と言われても症状が改善するわけでもなく、不安は大きくなり辛い時間を過ごすことになります。
どうしたらいいんだろう?
こんな時自分に何が出来るんだろう?
まだ答えは見つからないけれど、ただのせん妄だと流していたけれど、今後は寄り添えるようにしていきたいと思います。
今回のおはぎの手術で多くのことを感じ、そして学びました。
手術ができた!良かったね!だけではない複雑な家族の想いや、患者本人の苦悩と苦痛。
術後は人それぞれの経過の違い。
この経験を、仕事を休ませてもらい、同僚へ迷惑をかけてしまった分、今後に活かせるようにして行こうと思います。
おはぎは看護師に言っても伝わらない苛立ちが隠せませんでした。
苦しかったね。
やっと離脱症状(私達はそうだと確信しています)から抜け出し、笑顔が戻ったおはぎ。
どうやら明後日退院出来そうです。
ご心配おかけしてすみません。
皆さんからのいいね、コメントの数々。
おはぎの頑張る気力と生き続けたいという活力になりました。
ありがとうございます。
明日の採血結果が良ければ、翌日(土曜日)退院ですので、まずは結果に問題がないことを祈って…。
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