流涙(りゅうるい)以外の膵臓癌の標準治療で使われる薬剤(TS-1、5-Fu)によって起こるとされている、眼に関する副作用。
・視力低下
・眼痛
・羞明(まぶしい)
・角膜炎、角膜潰瘍、角膜びらん
視力低下、眼痛、羞明は角膜の障害からくる症状だとかんがえられています。
抗癌剤は、細胞分裂が活発な細胞に作用すると言われています。(がん細胞が細胞分裂が活発なため)
そのため、眼の表面にある「角膜」は分裂が活発な細胞のため、抗癌剤の影響を受けやすく、角膜が傷つきやすく、潰瘍などになりやすいため、視力に障害が出たり、まぶしくなったりすると考えられています。カメラでいうとレンズの表面が傷ついている状態です。
角膜のターンオーバー(簡単に言うと細胞が新しく生まれ変わること)は、1週間ぐらいと言われています。
ちなみに皮膚のターンオーバーは28日と言われているので、1週間というのは細胞の生まれ変わりが活発で早いことがわかりますよね。
他の抗癌剤でも、違う眼の副作用があり、例えば眼の中の硝子体(しょうしたい)や網膜(もうまく)がダメージを受けることもあるようです。
しかし、結局のところ原因はまだ明らかになっていないようです。
みなさんがきちんと眼の症状が出たことを医師に伝え、症例が多いと伝わることで、研究につながっていきますので、一緒に頑張って伝えていきましょう。
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