腹痛を感じはじめた頃、半年も我慢をして病院に行かなかった理由の1つには、「どうせ病院に行っても痛み止めとか胃薬を処方されて終わりだろう」という、医師の対応が想像できたからです。
そして、何日か後に、「治りません」といって、薬が変わって、また何日か後に、やっと検査をしてくれて…。なんていうストーリー想像できてしまったんです。
しかも、そんなに仕事を休んで病院に行けません。
私は病院が好きではないので(看護師だったのに)大体病院に行くまでには、何日も症状に耐え、いろんなことを想像し、市販の薬を買ってみたり、自分でいろんなことを工夫してみたり、少し様子をみてみたりして、それでもどうにもならなくて、仕方なく病院に行く人が多いのではないでしょうか?
医師には、病院に来るまでどれだけの思いや、不安にかられてきているのかなんて通じません。(言い切っていいのか?)
と、いう医師が多いという、あくまでも私の印象です。代々医師の家庭に育った医師は人間性を疑うようなことも多いです。診てやってるっていうような態度。(失礼ですね…)
患者さんに対する説明でも、専門用語を使っていたり、言葉が足りなかったり…。
特に、外来での診察は1人の患者んに対してさける時間が限られていますから、医師は時間が長くなることを嫌う傾向にあります。
こなさないといけないことも、もちろんわかっています、長くなればなるだけ、多くの患者さんを待てせることになるわけですから…。
短い時間で、いろんなことを判断しなければいけないし、命をあずかる大変責任の重い仕事だということも、よくわかっています。
あぁ、これ以上言ったら止まらなくなりそうなので、愚痴はこれくらいにしときます。
軽く聞き流して下さい。
もちろん、中にはすばらしい医師もいますよ。
人間的にも、医師としても。
評判のいい病院であっても、その中にもいろんな医師がいますからね。
病院選び・医師選びはなかなか難しいですよね。
ここからは、今私の主治医である、M医師について書きます。
私は、確定診断から現在までの治療にいたるまで、ずっとM医師に診てもらっています。
M医師のことは信頼しています。
一見クールですが、こちらの思いを聞いて、治療の分かれ道にきた時などは、最良の方法を一緒に考えてくれます。
先々のことも、医師の頭の中では考えてくれていて、あきらめない治療をしてくれます。
3月の診察に言ったときに、「もうすぐ2年半だね」(治療を始めて)、「新記録をどんどん更新してるよ」(G病院では、ステージⅣbの患者でここまで生きている例がないようです)と、穏やかな表情で言ってくれました。
そして、私ときなこは、「ここまでこれたのは、先生のおかげです」「こんなに患者の言うことに耳を傾けてくれて、一生懸命治療に関しても考えてくださる先生はなかなかいません」と、お礼を言いました。
するとM医師は「困ったなぁ。何て言ったらいいんだろう…。ありがとうございます。」と、照れながら答えてくれました。続けて「僕たちはね、患者さんが、最後の砦だと思って診察に来られるのがわかっているから、その患者さん一人一人の想いに応えていかなくちゃ。っていう使命のもとでやっています。」「これからも、よろしくね」「一緒にがんばりましょう」と。
なんだか、ジーンときちゃいました。
M医師を信頼できるようになったきっかけは「(あなたは看護師ですが)患者になりきって、私達に身を任せてください。」と、言ってくれたことです。
また、ときには「もう、僕にもわかんない」と人間らしく素直に言うこともありました。
こういう積み重ねが、信頼へと繋がっていったのです。
もしかしたら今の治療ではなく、もっと良い治療方法があるのかもしれません。
でも、今の私は余計なことは考えず、M医師のもとで今の治療を信じて頑張ろうと思っています。
さぁ、これで過去の経過をすべて書き終えました。
これからは、リアルタイムな記事を書いていきます。
早速明日から抗癌剤治療(19クール目)が始まります。
数日、寝たきり生活になりますので、ブログの更新ができません。
が、きっときなこが書いてくれるでしょう。(期待)
過去の経過を書き終えた記念に(意味不明)、プロフィール画像を変更したいと思います。
今まで使っていたのは、うちで飼っているフレンチブルドッグの「アリス」(メス)です。
ちょっと神経質ですが、おとなしくてかわいいです。(親バカ)
じつは、この「アリス」ある日突然後ろ足が両方麻痺してしまって、歩けなくなってしまったんです。(原因不明)
これが、私が病気がわかった時期と一致するんです…。
ペットは飼い主の病気や災難をもらってくれる、なんてことが言われているようなんですが、まさにそれなんじゃないかと…。
アリスの後ろ足を見ると切なくなりますが、今はだいぶよくなって少し力がなく、踏ん張りがきかない感じにまで回復しています。ゆっくりなら歩けます。
昨日の記事できなこがのせていたのが、同じくフレンチブルドッグの「アトム」(オス)です。
やんちゃで落ち着きがないですが、素直でかわいいです。(親バカ2)
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