経過18 | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

2014年12月9日(3週間後)

14クール目のmFOLFOX6(フォルフォックス

腫瘍マーカーは

CA19-9 : 47.8(正常値37.0以下)前回より+15.8
CEA : 3.3(正常値5.0以下)前回より-2.9

CA19-9が再度高値。



2015年1月6日(4週間後)

新しい年を迎えることができた。

15クール目のmFOLFOX6(フォルフォックス

腫瘍マーカーは

CA19-9 : 30.1(正常値37.0以下)前回よりー17.7
CEA : 4.5(正常値5.0以下)前回より+1.2

腫瘍マーカーが両方とも、再度正常範囲内に戻った。いったりきたりしている感じだ。

副作用に関しては大体いつもと同じだか、このときは今までにない症状がでた。

右の下腹部の激痛である。(多分右の卵巣のしわざ)

横になっていても刺しこむような痛みが激しく、のたうちまわった…。

1日に5回ぐらいオキノームを飲んでいた。それでも効きが悪かった。(この状態が2、3日続いた)



2015年1月27日(3週間後)

この日は、造影CTの結果が聞ける日である。

前回の治療のあとの右下腹部の激痛の原因が気になっていた。

結果、膵臓は変化なし。

右の卵巣はなぜだか位置が動いてあきらかに形は変わっていたが、腫瘍の面積自体は変わらないとのこと。

医師も専門ではないためか、痛みの原因に関しては首をかしげ理由はわからなかった。

16クール目のmFOLFOX6(フォルフォックス

副作用は回数を重ねるごとに強くなり、とうとう食事・水分はもちろん、薬を飲むために無理やり口にしていたゼリーでさえも受け付けなくなり、無理やり薬を飲んでもすぐに吐いてしまう始末。

他の薬はいいにしても(いいんかい!)医療用麻薬のコンチンだけは飲んでおかないと痛みが出るのが怖かった。

このことを医師に伝えると、内服のコンチンを貼り薬のタイプのものに変更してくれた。

フェントステープといって、小さなシールみたいなものを1日1回張り替えればよいのだ。

これで少し安心した。

食べず飲めずの苦しみよりも、痛みの苦しみの方が辛いのだ。

そして、もう1つ。

抗癌剤治療が始まって、軽い下痢になることはあったけど、便秘ぎみであることのほうが多かった。

今回の治療後、直後からひどい下痢になった。

何度も出て、食べていなかったので、もう出るものもなかったが、それでも蠕動痛(腸が活発に動く痛み)がひどく、何度もオキノームを飲んだ。



2015年2月17日(3週間後)

17クール目のmFOLFOX6(フォルフォックス

腫瘍マーカーは

CA19-9 : 66.1(正常値37.0以下)前回より+36
CEA : 3.6(正常値5.0以下)前回より-0.9

前回の治療後、初めてひどい下痢であったことを医師に伝えた。

整腸剤と下痢止めを処方してくれた。

そして、強い副作用と判断され5-Fuの量が少し減らされた。



2015年3月17日(4週間後)

18クール目のmFOLFOX6(フォルフォックス

腫瘍マーカーは

CA19-9 : 25.6(正常値37.0以下)前回より-40.5
CEA : 3.2(正常値5.0以下)前回より-0.4

腫瘍マーカーは両方とも過去のデーターのなかで1番の最低値になった。



副作用

・吐き気→抗癌剤投与中(外来)から出現するようになっています。

一度吐き気が出ると強くなったり弱くなったりするような波もほとんどなく、常に強い吐き気が少なくとも3ー5日は続きます。

通常の生活では感じたことのない種類の吐き気で、体の内側のすべての粘膜(口、のど、胃など)に抗癌剤がしみでてくるような感覚です。

食事と水分は少なくとも3日は一口も摂れません。

完全に体が飢餓状態になり、脱水になります。

食べられないので、吐くものがありませんが、それでも数回は吐きます。

最初の頃は、吐き気が来る前に、なるべく早く体から薬を排泄させようとなるべく多くの水分をとるようにしていました。

そうすることで吐き気が出てくる時間が遅くなっていました。

中盤からは、早く吐き気がきてしまっていたので、水分もなかなかとれず、ベッドで寝ていてもギャッジアップ(背もたれを起こす)をすることで、吐き気が出るのが遅くなる感じでした。

横になって寝ることよりも吐き気がすくないことのほうが、自分の中では優先でした。

終盤はもうどんな方法もあみだせないぐらい早く吐き気がきてしまい、今は解決策が見出だせないでいます。(泣)


・倦怠感→体のだるさは吐き気よりも長く続きます。

治療後丸3日間は寝たきりです。

トイレも起こしてもらって連れて行ってもらう状態です。

その後徐々に起き上がれるようにはなりますが、最低1週間ぐらいは、ほとんど横になっています。(昼間もソファーで) 

それを乗り越えると元気になって外出できるようになります。


・痛み→時期によっていろいろな痛みがでることがあります。

ある時は、下痢による蠕動痛。(腸が活発に動く痛み)

ある時は卵巣の痛み。(右下腹部痛、腰、骨盤の中の方の刺しこむような痛み)

基本的に膵臓の痛み(私の場合はみぞおちあたりや、背中の痛み)はほとんどありません。

あ、でもたまぁーに、食後に痛むことはありますが、リパクレオンを内服することで落ち着きます。


・尿→脱水状態になっても、抗癌剤を早く体から排泄させようという働きがあるのか、最低でも1日3回はでてます。

普段はもっと出てます。


・便→たまに下痢気味になることはありましたが、便秘気味のことが多かったと思います。

しかし、16 クール目を境にひどい下痢になりました。

そのごは、便秘と下痢を頻繁に繰り返している感じです。


・しびれ→治療後5日ー1週間ぐらいはあります。

寒冷刺激(冷たいものに触れる)による手のしびれ、冷たい床を歩いた時の足の裏のしびれ、冷たいものを飲んだときの舌先のしびれ。

その後は、しびれはありません。

医師いわく、早めに予防的にリリカカプセルを内服していたことがよかったのではないか、と。


・白血球減少→中盤ぐらいまでは、白血球減少によって治療が1週間延期になることもしばしばありましたが、後半には白血球減少によって治療が延期になることはありませんでした。

ただ治療後2週間目にはいると、吐き気や倦怠感からは脱するのですが、眠気が非常に強くなり、昼も夜も眠れてしまう期間が1週間ぐらい続きます。

思い当たる原因は白血球減少によるものではないかと勝手に考えています。


・脱毛→2クール目ぐらいからはじまり、髪がごっそり抜けるようになり、6月には薄毛が目立つようになり(坊主覚悟で行った)美容院でベリーショートにして以降、脱毛がなくなったのです!!!

またまた不思議なことが起こりました。

もちろん治療はずっと続いています。

腫瘍マーカーも下がっていたり、CTの結果もよかったので、抗癌剤の効果が下がってきたとは考えにくいのです。

坊主にならずにすみました。

いただいたウィッグも出番がありませんでした。


・味覚障害→これは嬉しいことに、私の場合ほとんど感じたことはありません。


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