2014年1月29日
腹水のため入院
CART(カート)という処置をするための入院です。
CARTとは濾過濃縮再静注法の略で、腹水を採取し、それを濾過、濃縮して、再静注する治療法です。
簡単に説明すると、お腹に針を刺し、腹水を抜いて管を通して袋に貯め、ある程度お腹から腹水が抜けたところで、針を抜き、その袋に溜まった腹水を濾過装置があるところまで持って行き、濾過をします。(腹水の中の細菌や癌細胞を除去し、体に必要なタンパク成分だけを濾過します)
濾過には数時間を要します。(量にもよると思いますが)
そして濾過された成分だけがまた運ばれてきて、それを静脈(簡単に言えば点滴です)をとおして、体に戻します。
私の場合は腹水が3600mlぐらい抜けました。
濾過された液は600mlぐらいでした。
特に何事も問題なく自分の体に戻されました。
正直、腹水がここまでたまったらもう終わりだと感じていました。
腹水がたまりはじめたらもう長くないと…。
周りの人も(医師を含め)みんなきっとそう思っていたでしょう。
もう終わりだと感じたのは、癌を宣告されたとき(かなり状態の悪い癌でしたので)と、今回の腹水がたまったときの2回です。
大概の想像では1度腹水を抜いても、いたちごっこのようにまた腹水がたまり、また抜いて、またたまり、と繰り返されるのではないかと思ってしまいます。
が、結果的に腹水を抜いたのはこの1回限りで、その後は腹水がたまることがなかったのです。
不思議です。
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