経過13 | 膵臓癌と闘うおはぎときなこのブログ  絶対3%に入ってやる!

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39歳で膵臓癌と告知されたおはぎとその親友きなこのブログです。
2人とも看護師ですが、おはぎは患者さんの立場になり、きなこはその家族のような立場になりたくさんのことを学びながら日々格闘しております。
きまぐれ闘病記ですがお気軽にご覧下さい。

さて、九州の旅の疲れもとれ(とっくに)過去の経過の続きを書きたいと思います。

2014年1月29日

腹水のため入院

CART(カート)という処置をするための入院です。

CARTとは濾過濃縮再静注法の略で、腹水を採取し、それを濾過、濃縮して、再静注する治療法です。

簡単に説明すると、お腹に針を刺し、腹水を抜いて管を通して袋に貯め、ある程度お腹から腹水が抜けたところで、針を抜き、その袋に溜まった腹水を濾過装置があるところまで持って行き、濾過をします。(腹水の中の細菌や癌細胞を除去し、体に必要なタンパク成分だけを濾過します)

濾過には数時間を要します。(量にもよると思いますが)

そして濾過された成分だけがまた運ばれてきて、それを静脈(簡単に言えば点滴です)をとおして、体に戻します。

私の場合は腹水が3600mlぐらい抜けました。

濾過された液は600mlぐらいでした。

特に何事も問題なく自分の体に戻されました。



正直、腹水がここまでたまったらもう終わりだと感じていました。

腹水がたまりはじめたらもう長くないと…。

周りの人も(医師を含め)みんなきっとそう思っていたでしょう。

もう終わりだと感じたのは、癌を宣告されたとき(かなり状態の悪い癌でしたので)と、今回の腹水がたまったときの2回です。


大概の想像では1度腹水を抜いても、いたちごっこのようにまた腹水がたまり、また抜いて、またたまり、と繰り返されるのではないかと思ってしまいます。



が、結果的に腹水を抜いたのはこの1回限りで、その後は腹水がたまることがなかったのです。

不思議です。



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