昨日、息子の野球の大会で、試合を終えた後、1人のコーチがこんなことを言っていた。
「悔しい時はおもいっきり悔しいと、嬉しい時はおもいっきり嬉しいと・・感情を表に出すことが大事。」
感情!という言葉でよく耳にするのは
「あの人は感情的だから」とか
「感情的にならないように心掛ける」とか
感情を抑えることやコンロトールすることが大事的な話。
確かにね・・
人と接する時に、感情むき出しは機能しないことも多いから必要でもあると思う。
ただね、思うのは・・・
「感情的にならないように」の注意が、自分自身の感情をわからなくさせていしまっているのかもしれなくて、 「最近、自分のことがわからない」という状態に、自分を閉じ込めやすいってこと。
もう1つは・・・
1つの感情(喜び、怒り、哀しい、楽しい)だけを拾う状態。
例えば、怒りだけを拾っている人は、自分が怒るような事柄ばかりに注目して他の感情を見過ごしやすく、楽しいだけを拾っている人は、それはそれで良さそうだけど、怒りを感じることに罪悪感を感じやすい。
どちらも、自分の感情に蓋をした状態。
蓋をせざるをえない状態に至っている
・・の方が近いかな。
コーチングセッションの中で、クライアントさんが
「私、ほんとは怒りたかったんですね。」
「私、ほんとは哀しかったんですね。」
「私、ほんとは嬉しかったんですね。」
自分自身の奥の奥にある「ほんとは、そうだった」に触れた涙を少なくないほど見てきました。
人の感情というのは喜怒哀楽でだけではなく、快・不快、好き・嫌い、悔しい、嬉しい、恐怖・・・たくさんあって
感情があるって、生きている証拠だと思いませんか?
そして、その感情が自分の「人間味」を形成してくれている。
自分の感情を相手へどう出すか?には工夫が必要だけど
それとは別に、自分の感情の蓋をパカッ!と開いて、湧いてきた感情のそのままを、自分自身が受け取ってあげたいですね![]()
