肌の老化を促進させる乾燥

どんなに評判の良いファンデーションを使っても、どんなに自分に似合った色合いのアイシャドーやチーク、口紅でメイクをしても、土台である肌の状態が良くなければ台無しである。

 

乾燥は美肌の大敵。

肌が乾燥すると角層の水分量が減少、光の反射量も低下し、肌がくすんで見える

乾燥して肌の表面が硬くなると化粧のりも悪くなり、小じわの原因になる

また外的刺激に弱くなる

 

肌の水分量は年齢と共に減少する。40才以降になると皮脂量も急激に減少し始める。

私はたいして自覚症状があったわけではないが、昨年、ファンケルで「AIパーソナル角層解析」をしてもらい肌の状態を調べてもらった。とても乾燥していて、このままだと、将来シワに悩むことになるという結果になった。(昨年9月、インスタで詳細を投稿しています)50代なのだから驚くことではないが、適切なスキンケア、要するに、自分の肌に必要な成分が配合された化粧品を使うことによってどのくらい改善できるものか興味を持った。

 

肌トラブルがなく、実年齢より若く見られる私は、自分のスキンケアに疑問を持たず、40代後半まで、洗顔後にさっぱり化粧水を重ねづけして、スクワランのオイルを塗るのみ。40代後半から化粧水の前に導入する美白美容液を投入。たまにシートマスクをするくらい。年齢とともに肌も変わるし、水分量も減るのに、10年以上同じ化粧水を使っていた。

 

50才で化粧品検定2級、1級、コスメコンシェルジュの資格を取得し、それまでの自分の無知に愕然とした。

 

そして思った。肌の構造、年齢による肌の変遷、化粧品の成分についてをセットで、もはや高校の特別授業か何かで数時間教えるべきなんじゃないかと。正しい知識があるか否かで化粧品の選び方も違ってくる。有名人が使用しているからとか、人気美容家がおすすめしているからとかではなく、その時の自分の肌に必要な成分が配合されている化粧品を選ぶことが大切だと思う。

 

私は、さっぱりした化粧水が好きだったが、もはやそんなことは言っていられない。今は、保湿力を重視し、成分を見ながら、昨年から様々な商品を試し続け、今も吟味中である。

 

セラミド

現在、最も乾燥に効果的なのはセラミドではないかと思っている。

昨年、日本のスキンサイエンス研究の第一人者である芋川玄爾博士の美容科学セミナーに参加して、いくつかの成分に興味を持ったのだが、その一つがセラミドである。

 

セラミドはスフィンゴ脂質とも呼ばれる細胞間脂質の1つ。

肌のバリア機能として働く重要な成分。

セラミドが減少すると、バリア機能が低下し、肌の乾燥や肌荒れをまねく。

セラミドは年齢と共に減少するので、50代から60代では、20代の半分まで減少するとも言われている。

角質層のセラミドを補うことで、バリア機能の低下や肌の乾燥、肌荒れが改善される。よって化粧品などで補う必要がある。

 

芋川博士が、アトピーの人はセラミドが減るので、セラミドケアが効果的だという話をされたことも印象に残っている。私は40才くらいから、腕や足に湿疹がでるようになり、皮膚科に通っているが、アトピーの性質を持っているようだ。

 

セラミドが配合されたHABAのボディミルクを肌荒れしてぶつぶつと赤くなった腕に塗布したところ、だんだんとおさまった。肌荒れや湿疹がでると、皮膚科で処方されているヘパリン類似物質油性クリームを塗っていたが、やはりセラミドも効果があった。

 

 

         HABAの薬用うるおいセラミドミルク

       〈医薬部外品〉 200mL  ¥2,420(税込)

             

                  

 

セラミドには、種類がある。動物から得られる動物型、ヒトにあるセラミドに構造を似せてつくったヒト型、植物から得られる植物型、合成でつくられる擬似型など。

 

ヒト型セラミドは角層に対してなじみが良く、効果も高い。(そのかわり、価格が高く配合量も増やせない)

 

ヒト型セラミドにも種類があり、

分子構造の違いで分類した「セラミド+英字」の表示名称が使われている。

(以前は、電気的性質の違いで分類した「セラミド+数字」だった)

 

セラミドEOP  肌の弾力を高める

セラミドNG    極めて保水力が高い

セラミドNP   特にバリア機能が高い

セラミドAP   ターンオーバーの正常化を促進・維持

 

先程、話題にしたHABAのボディミルクには、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAPが配合されているが医薬部外品は表記が違う

 

それぞれ N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン と記載されている。

 

語尾のスフィンゴシンを覚えておけば良いかと思う。

 

また、馬などから抽出した動物型セラミドは、ウマスフィンゴ脂質。

米、こんにゃく、トウモロコシ、大豆、ヒマワリ、パイナップル、ユズなどから抽出した植物型セラミドは、コメヌカスフィンゴ糖脂質などの表記になる。

擬似型セラミドのセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドはヒト型と同程度の水分保持機能がある。

 

乾燥が気になる方は、化粧品選びの際に参考にして頂ければ幸いです。

 

インスタグラムでは、自らが使用した化粧品のテクスチャーや特徴などを動画や写真で投稿していますので、ご興味のある方は、ぜひインスタもご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5種のヒト型セラミド配合!(セラミドEOP セラミドNG セラミドNP セラミドAG セラミドAP)敏感肌・乾燥肌向けスキンケア アルティモイスト

 

 

敏感肌・乾燥肌向けスキンケア アルティモイスト

 

 

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