痛みがでてきた

2022年2月1日、造影剤使用のMRIで、積極的に悪性を疑う所見は認められないとの結果に、ひとまずほっとした。それに、造影剤使用に注意を要するアレルギー体質の私が、造影剤を使用しても問題がなかったことにもほっとした。今後、何度も必要になる検査だろうから。

 

ただ、この頃、私は、左下腹部に痛みがでるようになっていた。左脇腹、足のつけ根より少し上あたりだろうか。痛みのタイプとしては、マラソンなどの長距離を走った際に脇腹が痛くなることがある、あの感覚。

 

医師に話すと、子宮筋腫で痛みがでる場所としては一般的ではないという。ネットで検索もしてみたが、確かに脇腹が痛むという症例は見つけられなかった。

 

痛みが頻繁になるにつれ、もしかして悪性なのではないか、腹部内で何かが起こっているのは確実だ、と不安になり、思いきって子宮全摘手術を受けた方が良いのではと思うようになった。医師に話してみた。医師は現時点で、手術が必要とは考えていなかったようだが、実際に痛みがり、患者が望むなら、手術をすることに反対はしないという考えであった。

 

まずは心臓の手術

ところが、問題が1つあった。この病院は心臓の悪い患者の手術は行わない。

 

実は、私は2019年1月、発作性上室性頻拍症という不整脈の病気を突然発症した。この病気を完治させるには、手術が必要だった。手術と言っても開胸するのではなく、鼠径部からカテーテルを挿入し、心臓の異常な回路を焼灼するものである。これが意識のある中で痛みを伴いながら行われることと(病院によっては全身麻酔もある)、何より心臓を焼かれるということが怖かったので、私は3年間なんとか薬でしのいできたのだ。

 

しかし、発作が頻繁になったこともあり、カテーテルアブレーションを行うことに決めた。医師にその旨、話した。

 

では、心臓の手術を終えたら子宮全摘手術をしようということになった。私の病気に対するカテーテルアブレーションの成功率は97%と言われている。

 

2022年、2つの手術で私は、元の私に戻ることができる。この数年、同じような時期に子宮筋腫と心臓の病気が勃発したが、もうこれでおさらばだ。手術の不安よりも期待感が勝った。

 

しかし、心臓の手術は不成功に終わるのであった。

 

次回へ続く

子宮筋腫が変性筋腫になった ③

 

 

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