心臓の手術は不成功

2022年2月22日、心臓の手術(カテーテルアブレーション)をしたが、2か月もたたないうちに、発作が起きた。心臓が火傷している状態なのだから、しばらくは落ち着かず、発作は何らかの突発的のもので、今回きりかもしれないという淡い期待は、その後すぐに打ち砕かれた。

 

2022年5月、医師には、心臓の手術が失敗に終わったことを報告した。この病院では、心臓の悪い患者の手術はできないことになっている。心臓の状態が今後どうなるかもわからなかったため、子宮筋腫は、しばらく様子を見ることにした。

 

その後、子宮全摘手術は別の病院ですることにし、医師はMRIのデータや、紹介状を用意してくれた。

 

大学病院の婦人科へ

2023年3月、ある大学病院の婦人科へ行き、経緯を話した。医師は、診察、超音波検査をした後、あっさりと手術の必要はないと言った。こちらとしては、手術をする覚悟だったので、拍子抜けした。

 

左下腹部の痛みの原因はよくわからないが、現時点で悪性を疑う所見はなく、生理がある限り、50才を過ぎても筋腫が大きくなっていくことは自然なことである。手術にはリスクも伴う。手術をする案件ではないということだった。

 

自信を持って言い切る、医師の歯切れの良さに、私もあっさり納得した。私の左下腹部の痛みは一時期よりおさまっていた。心臓の手術のことに気を取られていたせいかもしれないが、痛みがあったとしても、痛み止めを飲むほどではなかった。

 

それに、手術のリスク。私は32歳の時に息子を帝王切開で出産している。しかも、緊急帝王切開。母子ともに死にかけたといっても過言ではない。

 

おそらく、私の腹部はかなり癒着しているはずだ。癒着の部分に大きくなった筋腫が圧迫するか何かで痛みがでるのではないかとも思う。開腹手術を初めてする人よりも癒着のせいで、時間もかかり、出血も多くなる、おまけに心臓も悪い。

 

元の病院へ戻る

もう少し様子を見ようと考え直し、元の病院へ戻り、医師に大学病院での話をし、経過観察を続けることにした。

 

2023年4月、念のためMRI検査をしたが、大きな問題は見られなかった。

 

そして、「子宮筋腫が変性筋腫になった①」につながる。

子宮筋腫が変性筋腫になった ①

2024年1月末のMRI検査で子宮筋腫が変性筋腫になったことが判明した。

 

担当医が退職

変性筋腫は感染症を引き起こすことがあること、腹痛が起きる可能性があること、状況が悪くなれば手術が必要であることなど、一通りの話が済んだ後、私は、しばらくまた経過観察ということで良いのかと医師に確認した。

 

医師は3月で退職するのだと言った。「え?3月?3月って来月ですよね!」私は人前で動揺するタイプではないのだが、かなりたじろいだ。

 

医師は私よりも一見して年上だ。だから、近い将来、退職することに何ら不思議はなかったけれど、まさか来月とは。

 

そして、医師から提案された。この機会にいつでも子宮摘出手術ができる大学病院などに移ったほうが良いと。この病院で、別の医師が担当しても、私の心臓が治らない限り、手術はできない。

 

心臓については、97%の成功率の手術が不成功だったのだから、そう簡単に再度、手術をする気にはなれない。あの過酷な手術を再度するには相当の覚悟がいる。よって当面、私の心臓は悪くなることはあっても良くなることはないと思っている。

 

私は医師の提案を承諾した。そして1つ確認した。今回は変性筋腫疑いだったが、将来、肉腫疑いになることもあるのではということを。医師は間髪をいれずに、そうだと言った。やはり、私の認識は間違っていない。筋腫と肉腫について自分なりに調べたが、変性筋腫と肉腫を見分けるのは困難を要するのだ。

 

前回一度受診している大学病院に行くことにした。

医師は過去3回のMRI検査結果と紹介状を用意してくれた。

 

来週19日(月)大学病院の予約がとれた

大学病院の予約は思ったより早くとれた。聞きたいことが山ほどある。

 

壊死した筋腫を体内に放置しておいて良いのだろうか。

感染症を起こした場合、何の前触れもなく、腹部に激痛が起こるのだろうか。

その際、緊急手術もありえるのだろうか。

その確率が低くないのであれば、あらかじめ予定して手術をするほうが、落ち着く。

自分の血液を輸血用に用意する時間的猶予もある。

 

そもそもなぜ筋腫は壊死したのだろう。

私は51歳にして若い時と変わらず、毎月ほぼ正確な周期で月経がある。

血液検査のホルモン数値では、閉経は遠い先で、気配すらないようだった。
ならば子宮筋腫に栄養がいかず、壊死するというのが不思議だ。

むしろ、若い人のように増大していくのではないだろうか。

 

30才くらいの時に、内科で、栄養をとり入れにくい体質なのかもと、医師が私について言ったことを思い出した。

 

私は、心臓を悪くしてからの5年間、発作の誘発が怖くて、全く運動をしていない。それに、ケーキやデザートもよく食べる。夜中に食べることもある。本当に良くないことだ。私の年齢なら太りそうなものなのに、太らない。20歳の時と洋服のサイズは同じである。外見上は痩せ細っているようには見えないし、自分では問題は感じていない。

 

ただ、心臓の手術後、退院する際、栄養士から、もう少し太らないと高齢になった時に体力的に良くないと注意を受けた。

 

閉経間近でもないのに、筋腫に栄養がいかないのは、こういった私の体質なのだろうか。いずれ手術をすることになるなら、少しでも若くて体力があるうちが良いのではないだろうか。

 

いずれにせよ、来週月曜日には、今よりも現状を把握することになるだろう。

変な言い方だが、月曜日が待ち遠しい。

 

子宮筋腫が変性筋腫になった ④

 

 

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