林小姐の命(1):来因宮與紫微斗数144訣より | 欽天四化紫微斗数 勉強中

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まだまだ初心者レベルですが、本当の欽天四化紫微斗数はどういうものなのか、勉強中です。欽天四化紫微斗数の勉強に集中するため、四柱推命・断易・六壬神課・観相についての勉強は一時休止しています。

「紫微論堂」に、「来因宮與紫微斗数144訣」に載っていた人と同一人物の命盤が解説されていましたので、まずは昨年12月に当ブログに書いたものを再掲します。

 

 

来因宮與紫微斗数144訣(呉中誠・邱秋美著)より

 

○来因宮の話(来因宮的故事)

 

例1.来因宮が命宮

 

命主は有名な芸能人で、1962年3月生まれ(1962年4月12日寅刻生まれ)。夫は1965年2月生まれで、1998年に結婚し、2000年に子供が生まれた。後に性格の不一致で、すぐさま離婚。2007年に復縁。2018年3月(実際は4月?)、子供がアメリカのペンシルベニア州(賓州)の高校で就学中に、校庭で揚言して発砲事件を起こして逮捕され、入牢。子供を助けるために資金を作り、巨額の弁護士費用を払った。子供はやっと12月に釈放された。

 

来因宮命宮

林小姐は、小さい頃の生活は辛酸をなめ、12歳で父母は離婚し、母と暮らし、他の女の子たちと追いかけっこなどをして遊び、勉強をする時間はなく、自分の名前さえ書けなかった。(注:父母宮貪狼自化Dで父親との縁が切れる、という象意だと思います。父母宮貪狼自化Dと財帛宮天同自化Dは陽陽の串連なので、経済的に苦しかったというのも象意に当てはまると思います。)

 

追記:八字ですと、

年 壬寅

月 甲辰

日 庚辰

時 戊寅

 

全陽ですので前世は男性、魁ごう日の生まれなので前世は殺業の重い人、ということのようです。更に年柱が食神・偏印で倒食ですので、本命盤(第1大限)財帛宮自化Dと合致し、小さい頃は苦労したのも頷けます。

 

林小姐の来因宮は命宮で、壬干からの天梁化禄と左輔化科が官禄宮にあり、紫微化権が父母宮にあり、武曲化忌が子女宮にある。天梁化禄と左輔化科が官禄宮にあるのは双象に属し、エネルギーが相乗(相乗効果?)となっている。

 

・命格基本象義

 天梁化禄が官禄宮にある:仕事・事業上の人縁が好い、仕事が楽しい、仕事量が多い、(接單活絡?)。左輔化科は仕事・事業上で貴人が多いということである。この人が有名になった条件として、芸能界で必要な人縁・貴人も、優れた演技の才能も、芸能界で生きていく上ですべて必要で、さもないと成功するのは難しかったでしょう。夫妻宮からの向心力自化科・禄にも更に助けられ、相助け合ってどちらも成功したのです。来因宮から官禄宮への化禄・化科のエネルギーは一生ものであり、芸能界での仕事はずっと続けられるだろうといわれています。

 

 紫微化権は父母宮にある:父母宮はその人の勉強・学習の宮位である。紫微化権が父母宮にあるのは、聰明で反応が佳い、勉強はもちろん集団の中のトップ、学問を習得すれば精通し、人と比べて上がいないくらいになる。但し貪狼が自化忌なので、学業を途中で中断することになる。

 紫微化権(が父母宮にあり)、加えて疾厄宮から(貪狼に)向心力自化権が入っているが、それゆえ命主は文字をまったく知らなかったとはいえ、スタッフに協力してもらって、劇の台本のセリフを記憶し、まるまる忘れずにいることが出来た。その後さらに独学で文字を読めるようになった。

その一方、貪狼自化忌が父母宮にあるが、これは父母が離婚することを表し、故に若い頃に父を失っている。

 武曲化忌が子女宮にある:子女宮の武曲に生年忌があるのは、この命盤の重点である。物について言えば、化忌が田宅を沖していて、財庫を破るということであり、損財格である。人について言えば、子女宮の化忌が田宅を沖するのは、こどもとの間の誤解・コミュニケーションがうまく取れないということであり、軽ければ一緒にいる事が少なくて離れていることが多い、重いと生き別れ・死別ということであり、そうなることが避けがたいということを表している。忌とは己の心であり、命主の心が子女に在る、子女を寵愛

し、果ては溺愛するが、これはことわざに言う所の「甘やかされた子は不孝者になる?(寵猪扛灴 寵子不孝)」ということであり、これは命宮化忌が子女宮に入る者の哀歌なのだ!

 

それに加え、来因宮は、前世からの負債であり、此の生でまた直面する、真の今生最大の宿題である。その一方、夫妻宮壬干から武曲に化忌が飛ぶが、夫妻或は情が作り上げる家族の離散を表し、故に命主は結婚しても又離婚し、離婚しても又復縁するという複雑な感情を表す。

 

 

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