飛星紫微斗数這様學最快懂(周星飛師著・梁若瑜老師系)より
壹 斗数基礎
六、梁派飛星紫微斗数理論
(一)生年忌転忌、生年禄転忌
禄転忌と忌転忌は、吉凶を論じるのに必要な手法です。
1.(例)生年禄が交友宮に入った場合の解釈
交友宮忌が命三方に飛んだとすると、人縁が好い、常に友達から助けてもらえる、と解釈します。
交友宮忌が田宅三方に飛んだとすると、高朋満座(高貴な朋友・賓客が席を満たしていること。地位の高い友達が大勢いることか。)、財源が広大、人間関係がその人に有益である、と解釈します。
また、生年忌が交友宮に入った場合、その人は情義を重んじ、財を失う、と解釈します。
2.(例)生年忌が交友宮に入った場合の解釈
交友宮忌が命三方に飛んだとすると、その人は尤も友達に(頑固に)執着し、再三損をし、しばしば学んでも賢くならない、と解釈します。
交友宮忌が田宅三方に飛んだとすると、悪の仲間となり、久しく損をした後、中心人物が勢いを失うと仲間が散り散りになり、誰も手をつけられないほど乱脈になる、と解釈します。
このように、生年忌が交友宮に入り、転じて忌が田宅宮に入る場合の象義は3つあり、
(1)生年忌が交友宮に入る
(2)交友忌が田宅宮に入る
(3)田宅宮に生年忌が有るのと同一視する
というものであり、象義の解釈は、
(1)その人は友達に対して情義を重んじる。その人の友達の多くは強情で、或る者は品性に問題がある。
(2)その人は、家庭を顧みる、或は利己的な友達と親交を結び、影響されてその人も家庭に責任感を持つようになる。
(3)その人の友達に対する態度は、友達を家に呼んで歓迎する。但し注意しないといけないのは、その人の友達はその人の家庭を破壊したり、或は友達がその人の家で食べるのが当たり前になってしまうことです。
飛星派では、「転忌」はどの宮位にも影響を与えることが「確定」していると解釈します。
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