商(殷)王朝の系図
湯(天乙)―太丁―外丙―仲壬―太甲―沃丁―太庚―小甲―雍己―太戊―仲丁―外壬―河亶甲―祖乙(中宗)―祖辛―沃甲―祖丁―南庚―陽甲―盤庚―小辛―小乙―武丁(高宗)―祖甲―康丁―武乙―文丁―帝乙―帝辛(紂)
この中には癸が入っていませんが、湯王(天乙)以前の夏王朝期の系図としては、主癸という名があります。
また、上記の王名の中で表れている十干は、
甲-6 乙-7 丙-1 丁-7 戊-1 己-1 庚-3 辛-2 壬-2 癸-0
と、甲乙丁の3干が多いですが、甲乙丙丁の氏族が当初力が強く、その4氏族中心で王を出していて、丙は早期に力が衰え、以降は甲乙丁の3氏族に王となるのに適当な者がいない時には戊己庚辛壬癸の氏族から王を出していた、と推測される、とのことです。
ちなみに、この時代には、亀の甲羅や獣骨に占う内容を刻み、焼いてできるひび割れで神意を読み取っていたようです。ある亀の甲羅に刻まれた数回分の象形文字は、60日ごとに訪れる癸亥の日に占ったことが読み取れる、ということです。
↓押していただけると励みになります。参考になったようでしたら押していただけますか?よろしくお願いします。