紫微斗数命理学正解(一)に戴九履一の図として下図(戴九履一A)が載っています。
(戴九履一A)
そして、この図の説明として、卍型に線で結ばれた4-3-5-7-6と2-9-5-1-8は合計25になる、等の説明がされています。
私はそれよりも、紫微斗数で使われる 一六同宗(二七同道 三八為朋 四九為友 五十同途)、そして八字等で使われる干合理論の原理がこの図だろうと思います。
下の二つの図ですが、9が上(自動的に1が下)の魔法陣は、左右が入れ替わった形のこの2種類となります。
(戴九履一1)
(戴九履一2)
戴九履一1と戴九履一2は、時計回りか反時計回りの違いはありますが、
1-6 2-7 3-8 4-9
と、差が5の数字が隣接しています。これに5-10を加えれば、
一六同宗(二七同道 三八為朋 四九為友 五十同途)
がこの図から導き出されたのではないか、というふうに推測できると思います。
八字等で使われる干合論は、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸に順番に12345678910を割り振れば、
(戴九履一3)
(戴九履一4)
どちらの図でも 甲己 丙辛 庚乙 壬丁が隣接しているのが分かります。これに中央の戊と10番目の癸を加えれば、干合論(くっついて離れない)がこの図から導き出されたのではないか、と推測できるのではないか、と思います。
↓押していただけると励みになります。参考になったようでしたら押していただけますか?よろしくお願い
します。