毎年、3月ごろになると花粉症に悩まされているという患者さん。

 

今年も、一週間ほど前から、鼻水・目のかゆみに加え、頭がボーと重だるい状態が続く。

 

さらに調子が悪いと仕事のストレスも募りやすく、デスクワークもあいまって、首肩と腰の痛みもあった。

 

 

施術は、エネルギー療法を軸に行う。(頭の鍼、手で触れるだけのエネルギー)

 

肺・胃などの低下に加え、感情、たんぱく質の蓄積、スギ花粉反応、さらには主として肝臓に毒素が溜まっていた。

 

キネシオロジーによる検出で、こうした問題を拾い上げ、エネルギー療法によってクリアにした。

 

施術後、首肩・腰の痛みはゼロになり、花粉症の頭がボーっと重だるい状態も消え非常にスッキリしたという。

 

 

わずか数十分の処置で、全身の痛みは消失し、花粉症で辛かった詰まり感や頭重感がクリアになったことを患者さんは驚かれていた。

 

しつこい花粉症の場合、症状が出てくることがあっても、メンテナンスをしていけば軽快な状態を維持することができるようになる。

 

 

Uさんはスギ花粉のアレルギーがあるという事だが、花粉はあくまでもきっかけであり、花粉症の根本は体内浄化環境と自律神経の乱れにある。

 

感情の鬱屈、内臓機能の低下、飲食の乱れなどにより、老廃物が蓄積し、体内環境が崩れてくると体はこれ以上余計なものを入れたくないので大変敏感になる。つまり、緊張状態になりやすくなる。

 

そこへ、花粉(化学物質などがついている)という異物が舞い込むと、それを排泄しようとくしゃみや鼻水がでる。

 

東洋医学的言えば、気が上に突き上げるベクトルとなり、さらに春は気が上に高ぶりやすいため、肝気が非常に高ぶる。

そして、内臓機能を損ねたり、過剰な水分が停滞していたりすると、花粉症が起こりやすくなる。

 

これが基本的な原理だ。

 

Uさんもまた、仕事のストレスに加え、正月前後に飲み食いする機会が多かったという。

 

今後、花粉症シーズンの際には、日常生活の乱れに気を配り、気の高ぶりを調整しておけば、花粉症が重症化することはない。