<経緯>
仕事の疲労による腰痛に悩まれいたUさんは、はじめて当院の治療を受けた際、その場で痛みが消失し驚かれていました。
以降、メンテナンスのため、疲れが溜まると治療を受けられ元気になられています。
今回、疲労による腰痛に加え、首肩の痛みが生じ、来院されました。
<検査>
腰は後屈・側屈・回旋で痛み、立位の状態でも腰に重い痛みがある。
肩は全体として主だるさがあり、首を回旋すると痛みを発する。
臓腑として、腎・胃・胸腺・肺・大腸に反応。
疲労に加え、精神的ストレスが高じるなどの要因があり、痛みを発したと思われる。
<処置>
「百会」(臓腑の共鳴点)、「曲池」
<効果>
まずベッドで寝た状態で臓腑に共鳴する頭の反応点に鍼をする。
この時点で、腰痛のほとんどが解消される。
座位で、首を動かしてもらい、痛みの出る位置で臓腑の反応を見るに、腕の「曲池」に一鍼。
その場で首の痛みが消失する。
立位で腰の可動を確認し、わずかに残る側屈の張りに対し、頭の共鳴点に気を送ると、腰の症状はすべて消失。
少し残る肩の重だるさも、立位で「軸」の調整を行うと、数秒で症状が消失。
腰・首・肩、全ての痛みがその場でゼロになりました。
「すごく軽くなりました」と喜ばれていました。
<解説>
腰痛に加え、精神的ストレスが関わる首肩の症状も併発されておられましたが、患部に一切処置をすることなく、臓腑のマイナスを癒し、「軸」の調整を加えることにより、腰・首・肩の症状がその場で全てゼロになりました。
不思議に思われるかもしれませんが、こうした改善は日常的に起こっている事であり、珍しいことではありません。
たとえこの患者さんが日常で負担を抱え、再び痛みが生じたとしても、体の状態を見極め適切に処置をすることで、痛みをその場で取り去ることが可能です。
どれほどしつこい症状であっても、繰り返し施術を行えば、体質は次第に改善していきます。
大阪府羽曳野市の鍼灸・整体院 『逍遥堂』
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