100歳サラリーマンを支え続けた「利他の精神」 | Gezan(下山)のブログ

Gezan(下山)のブログ

高校の同級生に誘われて山歩きをしています。
山頂をめざして登っている時には見えなかったものが、
下山する時に、気づかなかった草花や景色があります。
これからの人生で、
今まで気づかなかったことなどを書こうと思います。

「利他の精神」のことを知ったのは、

五木寛之氏と稲盛和夫氏の対談本でした。


今回日経ビジネスオンラインに

福井福太郎さんの本のまえがき立ち読みで、

”100歳サラリーマンを支え続けた「利他の精神」”のことが書かれています。


現在101歳の福井福太郎さんは、

「僕を支えているのは、大学時代にフランス語で学んだ

経済学論文に書かれていた、利他主義の考え方なんですよ」という言葉でした。


福井福太郎さんの「利他主義」とは、

自分の利益より、他人の利益を優先させることです。


自分が何かをしようと思った時に最初に相手のことを考えておく、

そうすれば、きっと相手も満足するはず・・・・そんな感じなんです。


論文を書かれたのは、シモンド・ド・シスモンディという方で、

18世紀末から19世紀のフランスで、

市場主義を批判した無名の経済学者だそうです。


日本では、近江商人の「三方よし」

”売り手よし、買い手よし、世間よし”という言葉あります。


これは、自分の利益より、相手の利益を優先させるだけでなく、

世間の利益も考えることを云っています。


人は、世の中に生かされているのだからでしょう。


福井福太郎さんは、まえがきの最後に

”今の世の中こそ、「利他主義」の考え方が必要なんでしょう”と言っています。



福井福太郎さんの本

「100歳、ずっと必要とされる人――現役100歳サラリーマンの幸せな生き方」