【中毒疹】

中毒疹(ちゅうどくしん)は年中多く見られます。
特に多形紅斑・環状紅斑(たけいこうはん・かんじょうこうはん)のかたちをとった中毒疹が多く見られます。

体外から有害なウイルス・ばいきん・化学物質などが体内に侵入した時あるいは体内で休眠していた有害なウイルス・ばいきんが再び活動を始めたり、なんらかの原因で有害な物質が体内に発生した場合皮膚に発疹が出来ることがあります。
その発疹を中毒疹といいます。


広い意味では原因のはっきりした麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)、水痘(みずぼうそう)、 伝染性紅斑(リンゴ病)、しょうこう熱、妊娠性中毒疹、薬疹、しいたけ皮膚炎なども中毒疹です。

原因のはっきりしないジベル薔薇色粃糠疹、ジアノッティ・クロスティ症候群、多形紅斑、多形滲出性紅斑、結節性紅斑、環状紅斑、狭義の中毒疹も中毒疹です。

狭義の中毒疹とは原因がはっきりしない麻疹に似た発疹・しょうこう熱に似た発疹・種をばらまいたような赤いぶつぶつをいいます。

環状紅斑とは環状の赤い発疹のことをいいます。


食べ物や薬剤など、外から体内に入って、直接あるいは体内で変化を受けて、引き起こされる内因性の皮膚の病気で、多くはアレルギー反応によりますが、中毒性の場合もあります。

この中毒疹のうち、薬剤によるものを薬疹といいます。

特に解熱剤、睡眠剤、下剤、抗生物質、降圧剤、向精神薬、免疫血清、ワクチンによるものがよくみられます。

なお、肝臓や腎臓、胃腸の障害、あるいは月経などがあると、中毒疹が起こりやすくなります。



【症 状】
・発疹があらわれ、一般に、強いかゆみや、病状によってはピリピリとした痛みを ともないます。
・食物中毒においては、腹痛、下痢、あるいは便秘をともないます。


(参考資料 皮膚科専門ページより)

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の闘病日記



☆自分の症状☆

今回、グアムから帰ってきた日に体中に発疹を発見。

腰、お尻、手、足、足の裏、手の甲に多くでき、非常に痒い。

日々、発疹が体中に増えて行く。

血液検査で肝臓値にも異常が見つかる。

この時、薬の服用はしていなかったので薬疹ではない。

発疹の形は多形紅斑。

中毒疹と診断される。