この記事は2019年の7月に書いたものです。
5年前に私たち家族に起きた出来事。
子育てのブログを閉鎖するにあたり、こちらの記事だけは残しておきたくて移行させています。
羊水検査の結果、娘は13トリソミーでした。
予想していた18トリソミーでも21トリソミーでもなく。
13トリソミーという検査結果
私は大きなショックを受けていました。
13トリソミーが悪い、という意味ではありません。
それでも3つの染色体異常の中では一番症状が重いとされるものだったからです。
そして、18疑いと言われていた私は、それ以上の可能性について想定していませんでした。
検査の結果というのは残酷なもので、はっきり目に見えるので逃れようがありません。
もちろん、検査を受けると決めたのは私たちですし、できることは全部したい、何が起きているのか知りたい、そう思っていたのです。
結果を求めていたのです。
でもその結果は、私には重すぎました。
毎日毎日泣いて、仕事ではいつも通りに振る舞って、子どもの前では普通を装って、一人になると堪らなくて泣いてばかりの日々でした。
この頃、『出生前診断』という河合蘭さんの本を読みました。
私たちが進んだステップはけっして闇雲なものではなく、まっとうな手順を踏んできたことは分かりました。
ただ、なにが正解だったか、どんな方法が正しいのか、そんな答えはどこにもありません。
そんなことは、誰の前にも正しい答えはないと思っています。
検査結果が出たその後
数日うちに、このまま妊娠を継続するのかどうかを決めて、大学病院に連絡しなければなりませんでした。
その夜、夫と話しました。
私はただ、夫の決断を、言葉を、自分では言い出せずに待っていたのかもしれません。
その言葉を絶対に口にしたくなかったように思います。
「堕ろそうか」
この結論を出すまでに、たくさんのことを考えて話してきました。
一番大事にしたかったのは、生まれてくる娘を楽しみに迎えたいということでした。
それができるかどうかが私たちには重要でした。
そして、娘はしあわせなのか、ということ。
少なくとも生まれてから3つは手術を受ける必要があることは分かっていました。
口唇口蓋裂、臍帯ヘルニア、心臓。
それには、無事に生まれてきたら、蘇生がうまくいけば、という条件付き。
その上、自然分娩には娘の体は耐えられないため、そうなる前に計画帝王切開をするということ。
お腹のなかで亡くなってしまう可能性も高い。
娘の命がいつ消えるのか、心配しながら妊娠期間を過ごすのか。
もし、無事に生まれてきてくれたら。
それはとても嬉しい。
脳の障害はどの程度かわからないけど、私たちを親だと認識できるのか。
娘が入院している間の息子たちのケアはどうするのか。
私はこのまま仕事を辞めるのか、夫は早く帰れる仕事に変わるのか。
このままここに住むより、実家の近くに引っ越すのか。
付きっきりの看護に私は壊れてしまわないのか。
11週(妊娠2ヶ月)という早い時期に病気が判ったという意味。
娘の望み、娘が伝えようとしていること。
どうしたら娘はしあわせを感じられるのか。
考えて考えて、何度も何度も涙を流して、苦しんで出した答えでした。
私たちは中期中絶をすることに決めました。
※ これは、誰かに認めてもらいたいわけでも、何かを推奨しているわけでもありません。
私たちがお腹の娘と共に過ごしてきたことを、感じたことをできるだけ思い出せるそのままに、そのままの言葉で残しているだけです。
かつての、苦しみの先が見いだせなくて、ネットに答えを求めてさまよった私のように、今辛い気持ちに直面しているあなたに、あなただけじゃないよ、あなたの答えを見つけられますように、と思いを込めて書いています。