【大阪の名建築】旧小西家住宅史料館 | バスと献血のたび

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堺筋の道修町角に古い町屋建築があります。

ボンドでおなじみのコニシ株式会社(旧小西儀助商店)の旧社屋です。

 

道修町と言えば薬の町。小西儀助商店も薬種商を営んでいました。明治初期、洋酒は薬品として扱われ、道修町には洋酒を扱う店がいくつもあったそうです。そんな中で、こちらのお店は大阪での洋酒製造の元祖なのだそうです。朝日麦酒(現在のアサヒビール)もこちらで1884年から4年間製造されました。

また、サントリー創業者の鳥井信治郎は1893年からこのお店に丁稚奉公に出たそうで、ここで洋酒づくりのノウハウを習得したのかもしれません。

 

建物の話に戻ります。

こちらの建物は二代目小西儀助が1903年に建てたものだそうです。

船場の町家は通りに面し、裏どうし背中をくっつけているもの(そこに下水道を通す)ですが、こちらは一街区をまるごと使っていますね。

 

現在は旧小西家住宅史料館として公開されています。道修町の通りに面している主屋(上の写真)とその裏の土蔵造の建物二棟(衣装蔵、二階蔵)が国指定の重要文化財。北東部の三階蔵が登録有形文化財となっています。

 

夏至の日の仕事帰りに来たのですが、昼間のように明るく、周辺道路から4つの建物がよく見えました。

 

現在のコニシ本社は道修町の通りを挟んだ向かいにあります。

最近まで小西真奈美さんを「ボンドガール」に起用し、広告していましたよ(笑)。
 
 

(訪問日2021/6/21)

 

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