【大阪の名橋】大手橋 | バスと献血のたび

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大阪城の大手門から西へ延びる大手筋。上の地図で言うと、府庁の下から左に引いた青い直線にあたります。この道は東横堀川を渡ると丁字路になっていまして。その位置に架かっている橋が大手橋です。
 
大正5年にできたアーチ橋で、長さは約50メートル、幅は10メートルあります。
▲丁字路から橋を見たところ。東横堀川の上には阪神高速環状線の高架が通っています。
 
橋の上から西の方を見ると丁字路になっているのがわかりますよね。東横堀川の西側は船場という地区で、道路が碁盤の目に引いてあるのが特徴なんです。そして東横堀川に架かる橋は船場の東西の道路にまっすぐつながっているのですが、ここだけは淡路町と瓦町の間に橋があります。
 
この橋は、古くは思案橋と呼ばれていたそうで、橋を渡ったあと「さあ、どちらへ曲がろうか」と思案したのが橋の名の由来だといいます(諸説あり)。思案橋といえば長崎の有名な橋ですが、大阪にも思案橋があったとは。
橋の西詰にはレトロ建築『旧岸本瓦町亭』があります。
登録有形文化財に指定されていますが、あまり知られていないのではないでしょうか。
 
今日は仕事帰りのウォーキングで来てまして、これから大阪城公園まで行きます。
大手通を東へ。松屋町筋の手前に大塚食品の本社があります。カプコンの本社も近いです。
松屋町筋を横断すると登坂が始まります。上町台地ですね。台地の上に府庁や大阪城があるんです。
500メートル進んだあたりが谷町2丁目交差点。その先に大阪府関係の建物がたくさんあります。
上町筋との交差点『府庁南』に来ました。北西角が大阪府庁です。最近はテレビのニュースで新型コロナウイルス感染者数がとり上げられると、この庁舎の画像が映し出されますね。ちなみにこの庁舎、現役の都道府県本庁舎のなかでで最古なんですよ。
 
大手前通に面した府庁南玄関は閉鎖中ですね。
 
府庁南交差点から大阪城公園に入ります。
大手門(上の写真)をくぐってクランク状の道を進むと内堀があり、桜門(下の写真)をくぐると天守閣です。
 
天守閣に到着!
ここから西の方を見て思ったのですが、大手橋西詰の丁字路は、城郭の防御が目的であのようになっているんじゃないでしょうか。城下町に行くと道路がクランク状になっていますよね。あれと同じじゃないかと想像しました。
東横堀川もお城の堀と同じように、城郭の防御という目的も兼ねていたのかもしれません。
 
 
(訪問日: 2021/5/10)

 

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