【バス乗継旅】福井駅前から小松駅前まで 5 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

大阪から路線バスを乗り継ぎ、2019年10月に福井駅前に達しました。

今回はその続き。福井駅前から小松駅前までのバス乗継旅、第五話です。

・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]  

・前回のお話(吉崎御坊蓮如上人記念館・越前加賀県境の館⇒片山津温泉総湯)はこちら ⇒ [リンク]

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石川県小松市の矢田バス停にいます。バス停にはコンクリートブロック造りの待合室が設置されています。広々とした干拓地の端なので、風除けのためなんでしょうね。

 

これから乗るのは小松バス月津線の小松駅行きです。

 

2021年4月3日(土)

矢田 16:48

↓ 小松バス 月津線

↓ 小松駅行き 410円

本折町 17:03

 

小松バスは昔の尾小屋鉄道(尾小屋鉱山の鉱山鉄道)。尾小屋鉄道と言えば「日本で最後まで残った軽便鉄道らしい軽便鉄道」といえる鉄道路線でした。なお、私がこの路線を知ったのはTVドラマ「キイハンター」です(私が観たのはたぶん再放送だと思います)。このドラマで尾小屋鉄道ロケをした回がありまして、

「なに、この可愛らしい鉄道は!」

とビックリ!調べてみたら、それが尾小屋鉄道だったのです。

 

で、月津線に話を戻します。この路線は小松と月津を結んでいまして、一部の便が矢田へ足を延ばしています。土曜、日曜、祝日ダイヤ(上の図)になると便数が減り、矢田発はなんと1日1本だけです。しかもその1本にこれから乗るんです(笑)。

 

16時43分頃、小松方面からバスが来ます。乗客はゼロなので矢田には停まらず、そのまま住宅街の方へ入って行きました。そのバスは住宅街のどこかで転回し、発車時刻の1分前に小松駅行きとなって再び姿をあらわしました。

乗客は私だけです。バスは北上し、すぐに月津の町に入ります。月津はこのバス路線名にもなっている地名。柴山潟の船着き場であることから「着津」。それが転じて月津になったそうです。

 

月津の集落を出ると右側にコマツ粟津工場が見えます。

大きな工場ですね。ブルドーザーやショベルを作っている工場だそうです。

写真は撮っていませんが、バス道の左側(つまりコマツの工場の向かい)にはジェイ・バスの小松工場があり、そちらでは観光バスを作っています。「はたらくくるま」や「のりもの」が好きな人は通るだけでも楽しいかも。小松市が北陸有数の工業都市であることが車窓からも認識できます。

 

矢田を出て10分くらいで小松市の中心市街地に入ります。

バスは本日のゴール地点である小松駅行きですが、駅まで行かずに途中の本折町で下車します。本折町と小松駅の間に有名なカレー屋さんがあるそうなので、行ってみることに。

 

本折町バス停のある道路は道は旧街道かな。昭和の風情がありますね。

 

バス停向かいには大きなお寺があります。加賀市で赤い屋根瓦のお家をたくさん見てきましたが、ここの瓦も赤いですね。赤い瓦と言えば石州瓦を思い浮かべますが、石州と加賀は何か交流があって赤い瓦の文化を共有しているのかもしれません。もしかしたら、ふたつの国の文化を結び付けたのは北前船なのかもしれませんね。

 

少し歩くと飲み屋街があり、入口に門柱が立っていますね。遊郭跡でしょうか。

 

目的地のカレー屋さんは歩いて数分のところにありました。

ここでカレーをいただいたのですが、その記事は別に書くことにしますね。

 

カレーを食べ終え、アーケード商店街(昭和チックなお店がたくさん!!)を通り抜け、小松駅に着きました。今日のバス乗り継ぎ旅はここまでとします。

 

小松は歌舞伎の町なんだそうです。「なぜ?」と思ったら、勧進帳に出てくる安宅関が小松市だからなんですね。

その点に気づくと、とても遠いところに来てしまったと感じます(笑)。

次はいよいよ金沢です。
 

 

(訪問日2021/4/3)

 

 

【続く】

 

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