大阪から路線バスを乗り継ぎ、2020年10月に旭町商店街(熊本県水俣市)に達しました。
今回はその続き。水俣駅前から鹿児島中央駅前までのバス乗継旅、第六話です。
・大阪をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(帖佐⇒金生町)はこちら ⇒ [リンク]
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鹿児島市の中心部、金生町まで来ました。ゴールの鹿児島中央駅まであと約2キロです。
大阪へは新幹線で帰るので鹿児島中央駅を必ず寄るわけですから、いまは急がず市中心部を散策します。
そういえばお昼をまだ食べてないですね。山形屋さんの大食堂で名物の焼きそばをいただきましょう。このランチの話は別の記事にしました。よかったら読んでください。
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公会堂のすぐそばには西郷隆盛銅像。西南戦争の激戦地、城山を背に立っています。銅像は1937年に建てられたもので高さは5.257メートルだそうです。
東京の上野公園の西郷さんとは違い軍服姿ですし、犬は連れていません。
あ、銅像手前の記念撮影スポット「西郷銅像前 撮影ひろば」にワンちゃんがいました!かわいいですね。
西郷隆盛銅像前交差点(本当にそういう名前)は国道10号から国道58号が分岐するような丁字路になっていまして、国道58号はここが起点です。
その国道58号を海の方へ向かって歩きますと、正面に桜島が見えます。国道は泉町のひとつ先の交差点(NHK前)で一旦途切れ、そのあと種子島、奄美大島を経て沖縄本島に達しています。終点は那覇市の明治橋です。私のバス旅はフェリーも使って進めてますから那覇の明治橋に行く可能性はゼロではないです(笑)。
いろいろ妄想しながら金生町に戻ってきました。いよいよラスト。ゴールの鹿児島中央駅に向かいます。
金生町から鹿児島中央駅へのバスは各社頻発していますので、来たバスに乗ることにします。
おおっ!やって来たのはカゴシマ シティビュー!
2020年10月28日(水)
金生町 15:09
↓ 鹿児島市交通局 カゴシマシティビュー
↓ 鹿児島中央駅行き 190円
鹿児島中央駅 15:20
「カゴシマシティビュー」は鹿児島市内の主な観光スポットを周回する市バス路線なんです。予約不要で普通の市バス路線と同じように利用できますので
「普段使いで市バスに乗ろうとしたらカゴシマシティビューだった」
と言う乗客がほとんどだと思います。
車両はレトロな路面電車風だと聞いていたんですが、私が乗ったこの車両はイルカをモチーフにした外観です。でもなぜか内装はレトロ路面電車風(笑)。
バスは観光客向けなので観光案内が放送されます。金生町を発車するとおはら祭の解説が流れます。
・南九州最大の祭りで11月2~3日に開催
・天文館を中心に市内のメインストリートで約2万人が踊る
・またその天文館は南九州最大の繁華街
などなどが紹介されます。
バスは路面電車の走る道を進みます。路面電車の軌道に芝生を植えてありますね。こうすると自動車の進入禁止が徹底できますし、都市の緑化にもつながり良いことだと思います。
金生町から約10分で鹿児島中央駅に到着しました。
駅前広場には「若き薩摩の群像」というモニュメントがあります。銅像になっているのは1865年に薩摩藩が英国に派遣した15名の留学生と4名の使節団です。ちょうど列車で鹿児島中央駅に着いた人々を迎えるような位置に立っています。
逆に銅像目線で駅を見ると駅ビルの観覧車が目を引きます。
2012年6月に大阪を出発し、神戸、岡山、広島、山口、福岡、熊本を経たバス乗り継ぎ旅[リンク]はここをゴールとします。
路線バスを乗り継ぎ8年4か月かけて鹿児島中央駅に達しましたが、帰りの新幹線はわずか4時間で新大阪駅に到着しました(笑)。
(訪問日2020/10/28)
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