大阪市では11月1日に住民投票があります。
今回の住民投票では
『大阪市を廃止して特別区を設置すること』
に賛成か反対かを投票します。
とても難しい判断ですね。
▼こちらは以前に書いたブログ。
大阪府に移管される土地の土地台帳価格が約1兆円であることに驚いたワタクシ。でも、移管されるのは土地だけではありません。
今朝(10/20)の朝日新聞に載ってましたが、大阪市の財産は総額11.5兆円あり、4区と大阪府に移されます。その金額は以下のようになっています。
・淀川区 1.5兆円
・北区 2.1兆円
・中央区 2.3兆円
・天王寺区 1.7兆円
・大阪府 3.9兆円
大きな数字なので実感できませんね。人口で割って1人あたりにしてみます。
・大阪市(269.1万人) 427.4万円
↓
・淀川区(59.6万人) 251.7万円
・北区(74.9万人) 280.4万円
・中央区(71.0万人) 323.9万円
・天王寺区(63.6万人) 267.3万円
・大阪府(4区の計269.1万人) 144.9万円
たとえば、淀川区になる地域(現在の東淀川、淀川、西淀川、此花、港区)の人は今は427.4万円の財産があります。大阪市が廃止されると特別区に残るのが251.7万円、大阪府へは144.9万円移すことになります。251.7万円と144.9万円を足すと396.6万円となり427.4万円と一致しませんが、これは4区で財産を人口比で按分していないためです。
人口880万人の大阪府の中で淀川区の人口は6.8%、4区あわせても府全体の30.6%です(東京都は23区で7割弱と安定多数)。賛成多数で特別区が設置されたら、財産を適正に使っているか府政もよく見ていく必要があります。