【食べ歩き】婺州府(うしゅうふ) | バスと献血のたび

バスと献血のたび

大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

京劇を観ました。演目は西遊記。三蔵法師の旅が始まったころのお話でした。まず最初に出てきたのが長安のお寺。長安といえば現在の西安ですね。
その西安の料理が楽しめるお店が大阪にあります。店名は婺州府(うしゅうふ)。"婺"という字は日本語の音読みだとブですので、ブシュウフと読みたいところですが、店名の読みは中国語読みの"ウー"から来ているのでしょう。
場所は松屋町筋と大手通の交わるあたりです。
 
店の扉が半開きなのはユルいお店の証し(笑)。飾らない店主と飾らない客しかいない空間のはずです。入ってみましょう。
壁のメニューに「西安うどん」や「西安ラーメン」がありますね。ちゃんとした名前だと覚えにくいので、お店の気配りでこうなっているのだと思います。写真はないですが、
「油潑麺(ユーポーメン)」
というのもあります。これは日本語にするのをあきらめたのかも。
 
ご主人の顔を見て
「あれ?どこかで見たことがある」
と思いました。それもそのはず、我が家の冷蔵庫に磁石で貼ってあったチラシ(下)の表紙の方です(笑)。
 
ご主人はほろ酔いセットのメニューを我々のテーブルに投げます。日本人の感覚だと驚きますが中国ではよくあること。初対面の人にニコニコしないのも本格的です(笑)。
空いている席で小さな女の子がスマホ動画を見ています。娘さんなのでしょう。
 
まずは生ビール(380円)を注文。
ビールを飲みながら注文を決めます。
 
まず最初は孜然牛肉(玉ねぎ、ピーマン、牛肉の炒め物)。
クミンを使った西安料理の有名な一品だそうで、生まれてはじめて食べる風味です。辛くてビールが進む!
 
次は炒土豆絲(ジャガイモの千切り炒め)。しっかり酸味があってビックリ!でも美味しい。ちょっと食べてからの撮影です。
これ、中国ではごく一般的な家庭料理です。でも何故か日本ではあまり知られていないですね。
中国でメジャー、日本でマイナーな中国料理といえば、
宮保鶏丁(鶏肉とカシューナッツの炒め物)、
西柿炒蛋(トマトの卵炒め)、
なんかもそうだと思います。
 
3つめは拌干絲(干し豆腐とネギの和え物)。
出てきたのはネギじゃなくてキュウリの和え物でした(笑)。
あれ?と思いメニューをよく見ると、メニューの写真もキュウリの和え物でした。N村さん(会社の同僚、キュウリが大嫌い)がネギだと思って注文したら事故です。
あっさりしていますが、ごま油と塩で和えてあってビールがすすむ!干し豆腐の食感は生センマイに似ていますね。
 
最後に油潑麺(ユーポーメン)と特製焼飯を注文。
ユーポーメンは平打ち麺の油そばです。見た目ほど辛くはないです。塩気がかなり少ないのは内陸の土地の料理だからでしょうか。
焼飯は何か癒される味。
 

店頭の黒板に冷麺の文字を見つけました。ご主人は日本でこれを覚えたのだと思います。

 

 

【データ

店名: 婺州府(うしゅうふ) 

所在地: 大阪市中央区大手通二丁目3-3

アクセス: 天満橋駅4番出口から徒歩8分、谷町四丁目駅4番出口から徒歩8分

電話:  06-6947-3088

営業時間:  11:00~14:30、17:00~22:00   

定休日: ?

 

(訪問日: 2019/6/22)

 

--------------------

【各テーマの目次はこちら】

■バス乗り継ぎ旅

■献血

■西国巡礼

■食べ歩き

■ブログでハングル  

■大阪の名所  

■市章クイズ 

■雑記  

--------------------

 

広告:京都駅前 ウリ韓国語教室

     少人数、会話中心で上達を!