大阪市内の山に登るシリーズ。今回は茶臼山(天王寺区)です。
高さは26メートル。
JR天王寺駅の公園口を出て北へ約500メートルです。
茶臼山公園は天王寺公園の一部となっていて、夜間は立ち入りができません。
茶臼山は日本書紀に廃陵と記され、その後の時代でも荒陵山(あらはかやま)などと呼ばれ、古墳であると考えられてきました。しかし近年の調査で古墳である可能性は低くなったそうです。
茶臼山は1614年の大坂冬の陣で徳川家康の本陣が築かれたところであり、その後の大坂夏の陣では反対に真田幸村が本陣を設置しました。
階段を上るとあっという間に登頂!
山頂の碑がありますね。新しいと思ったら、4か月前に建立されたものです。
三つ葉葵の紋の反対側には六文銭があるんですが、写真を撮り忘れました!
すぐ近くの一心寺さんで茶臼山の登頂証明書がもらえるそうです。
登頂証明書は要らないので(笑)、反対側に下山します。
あべのハルカスが見えますね。
茶臼山の南隣は川底池という池です。
西の方角に通天閣が見えます。
池越しに茶臼山を見たら、古墳らしく見えますね。
池の隣には大阪市立美術館本館があります。
もともと住友家本邸があったところで、敷地が大阪市に寄贈されて美術館が建てられました。国の登録有形文化財です。
美術館から西を向いたところ。
動物園と、その向こうに新世界の繁華街が見えます。
ここから天王寺駅に戻ります。
美術館の横に黒田藩蔵屋敷長屋門があります。
これはもともと中之島にあったものですが、屋敷跡地に中之島三井ビルを建てるときに三井から大阪市に寄贈されました。
そういえば昔、このあたりで街頭カラオケをしていましたよね。
門をくぐると慶沢園という日本庭園があります。
慶沢園は大正15年に住友家から大阪市へ寄贈されたものです。あべのハルカスから近いので、観光で来られた方はぜひ寄ってみてください。
天王寺公園の中心部は芝生の公園になっています。
芝生公園と天王寺駅の間は公園の敷地なのに飲食店が並んでいて市営の公園らしくなく、ちょっと違和感があります。
(訪問日2017/7/23)
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