今回から東北のジャズ喫茶の
思い出を語ります。

福島県郡山市にあった創業1959年の
ジャズ喫茶「じゅの・せ・まま」を
1992年にJR郡山駅から
歩いて同店を訪ねました。

ビルの2階の狭い店内に入り
ママの居たカウンター席に
座りました。お店をママはお父様から
引き継いだようでした。
スピーカーのフィリップスから
コルトレーンの演奏などが
流れていました。

MODERN JAZZ 「じゅの・せ・まま」のマッチの裏側にあるジャズコーナー
「MAMA」があったようです。
こちらが古い創業の店かも
知れません。

“Juno Se Mama “の別の曲名が
コルトレーンのグループの
演奏で有名な” Kulu Se Mama”
です。「クル・セ・ママ」は
ジョン・コルトレーン・グループ
の1965年の演奏です。
作詞・作曲したパーカション奏者、
Juno Lewis がアフロ・クレオール語
で歌うのが斬新でした。
どうも彼の母親への賛歌の曲の
ようです。

私の大学時代(1972年~1976年)
に前衛のレコードがかかる
ジャズ喫茶でよくこの曲が
流れていました。暗いジャズ喫茶の
雰囲気の中では浸れるコルトレーン・
グループの圧巻の演奏でした。

(*余談ですが神戸の元町にかつてあったジャズ喫茶「Kulu Se Mama」が
ありました。持っている
John Coltrane のマッチの絵柄を
とても気に入っています。)