冬至はこの日を境に日が長くなっていくため、冬至は太陽が復活するおめでたい日。
昔から世界中で祝われている。ヨーロッパでは「ユール(Yule)」という祭りがある。
ユールはキリスト教が伝来する以前から続くゲルマン人による古代北欧の祝祭。
もともとは豊穣祭としての意味合いがあり、古代北欧 における代表的な豊穣神である「フレイ」や死の神「オーディン」などにオスのブタを生贄として捧げた後に食べ、ビールを飲むなどの宴を催した。
元祖、中華人民共和国では「冬至節」。「冬至大如年(冬至は春節のような大きな行事)」として、重視。
冬至はみんなで水餃子を食べると家族で餃子を食べ、「冬至団」という「湯円(白玉粉で作られた丸い団子のスイーツ)」を楽しむ風習がある。
日本では、冬至を別名「一陽来復の日」と呼び、運も上昇すると考えられている。
悪い「気」を追い出し、寒い日々に負けずに無事に春を迎えられるよう、ゆず湯に入って体を温めたり、栄養のあるかぼちゃを食べたりする風習が生まれたのだ。
ゆず湯に入る理由
冬至の入浴は、もともとは体を清めそして、厄を追い払うことが目的。
昔は毎日お風呂に入るのはれなかったので、一陽来復を祝う前に体を洗って運を呼び込む準備をしたとのこと。
また、香りの強いものは邪気を寄せ付けないという考えもあり、冬が旬で、ちょうど冬至の時期に強い香りを放つゆずをお湯に浮かべるようになった。
ゆずは何年もかけて実をつけることから、「長年の苦労が実るように」との願いも込められている。
単に体を温めるだけでなく、悪い気を追い払い開運を祈る意味もあったわけですが、
実際にゆず湯には血行促進や風邪予防、美肌、リラックスなどさまざまな効果が期待できるとの能書。
この日PWS鴨川でも「ゆず湯の日」が設けられた。
鬼ゆず(鴨川市東條産) ゆず(茂原産)
鬼ゆずが今年は10個以上もなったので、PWS鴨川に下さったとのこと。
なんとなくゆずの香りの湯船で元気になったような気がした。