ストレングスコーチのちしきです。
インターネット広告技術の開発/コンサルティング会社であるFringe81の社長の田中弦(たなかゆづる)さんのブログの中でストレングスファインダーに触れられていたのでご紹介します。
急成長過程のベンチャーで中途入社社員をどう受け入れるかという記事の中で、その文脈で触れられたものです。
一部引用しながらご紹介します。
弊社の目指す姿として、「人類の才能を開花発揮させる舞台を創る」というものがあります。これは私の(および会社のでもありますが)現在の経営テーマです。いかに多様な優秀な人材の才能を開花発揮することができるか?その人が今持っている才能をもっとより発揮できれば、より強い会社が創れるのではないかと思っているのです。
”人類の…”というところに、スケールの大きさを感じますね。
ちなみに、記事の中にもありますが、田中さんのストレングスファインダーの結果は、「戦略性」「未来志向」「活発性」「最上志向」「着想」です。
田中さんの頭の中には、「未来志向」で常に人類規模の明るい未来のビジョンがあるのだと思います。
一人ひとりが自分の才能を発揮できれば、より強い会社が創れる…まさに我々が訴えたいところです。
ストレングスファインダーを活用すれば、10代半ばまでに個々人に確立された、天賦の才能を活かすミッションを設定し、才能を活かすコミュニケーションをし、才能を活かす目標設定や動機付けができるかもしれない。これは経営者やマネージャにとっては、組織をマネジメントするための新しい視点になるのではないでしょうか。
”才能を活かすコミュニケーション”これがもっとも大切なのかもしれません。
才能の違いは、コミュニケーションの取り方にも表れます。
田中さんのように「活発性」の方は、端的で率直なコミュニケーションを好みます。
「結論を先に言って!」
という感じだろうと思います。
そして、「未来志向」「戦略性」もお持ちなので、そこには明確なビジョンが必要で、かつそのビジョンを実現するための策がストーリー性を持って用意されていることが重要でしょう。
ここが、私のように「適応性」である意味場当たり的な人間は注意が必要な点ですね。(笑)
最後に、田中さんの5つの資質でプロファイリングしてみたいと思います。
「戦略性」(思考)、「未来志向」(思考)、「活発性」(影響力)
「最上志向」(影響力)、「着想」(思考)
戦略的思考力の資質が3つ、影響力の資質が2つですね。
おおまかに言うと、「戦略性」「未来志向」「着想」で経営戦略を練り、「活発性」「最上志向」で人を動かしていくスタイルだということです。
上位5つの中には人間関係構築力の資質、実行力の資質が入っていないので、きっとそれらの資質が高い方が脇を固めているはずです。
こういう、自分のことがわかっていて、なおかつ人の多様性を受け入れ他者の強みを活かそうという視点のある方は、必ずそうしているはずです。
田中さんの場合、考えるとは言ってもじっくり系ではなく、「活発性」もお持ちなので。どちらかと言うと”走りながら考えるタイプ”です。
「未来思考」で未来への明確なビジョンを持ち、そこに向かって「戦略性」「活発性」「最上志向」で、走りながらも「もしこうなったら…」との思考で戦略を立て、その中でもベストな選択をしていく感じです。
不測の事態が起こっても、「戦略性」「最上志向」で難なく切り抜けることができるでしょう。
スピード重視で動かれるので、周りから見てあまり考えて動いていないように思われるかもしれませんが、実はそこにはしっかり戦略も立っていて、周りの方がびっくりされることがあるかもしれません。
そして、「着想」による他にはないオリジナルでユニークな発想が、事業の方向性、進め方への良い意味でのアクセントになっていると思います。
残念ながらどこまで当たってるかは検証できませんが(笑)、間違いなくこんな感じですね。
こんなふうに、自分の資質から自分の無意識の思考パターンを紐解いていくと、経営者として自分が最も生きるマネジメントスタイルが見えてきます。
それを自分自身貫きつつ、周りにも知らしめることで経営層と従業員とのコミュニケーションロスも無くなります。
さらに、自分の資質ゆえに自分に足りないこと、苦手なことを他の人に補ってもらうとの視点も生まれるので、弱みを補い合う、つまり良い意味での相互依存の関係性をつくることができます。
ストレングスファインダーは、リーダー目線、フォロワー目線の両方で有効なものです。
今後ストレングスファインダーを導入する企業が、どんどん増えていくと思いますし、そうあって欲しいと思います。
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