ストレングスコーチのちしきです。
今日は、早朝からコーチングの勉強会、そして午前中は対面でのセッションでした。
勉強会でいつも気づかされるのは、自分の思考の枠についてです。
自分に思考の枠があることは、わかりきっています。
それが自分という人間を形作っているので、それ自体大切なモノです。
ただ、コーチングとして人と関わっていく際に、自分の思考の枠に無意識でいると、うまくいかないことが多いのも事実です。
今日のセッションでも、クライアントの方のある言葉に反応して、一瞬、
「この人は、こういう思い込みがあるんだ。」
という思考が頭をよぎりました。
それ自体、当然起こりえることです。
でも、その思い込みのままで進めてしまうと、自分の思考の幅の中の狭い範囲でのコーチングになってしまい、クライアントの方が何かに気づくチャンスを逸してしまうかもしれません。
そこで、コーチはここで、こんな問いを自分に投げ掛けます。
「それって、本当なの?」
と。
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
常に、これが答えです。
自分の枠の中に閉じこもったり、そこから飛び出してみたり、常に行ったり来たりを繰り返して、思考が狭い枠の中で硬直しないようにしています。
これが、いわゆる”ニュートラル”な状態なのだと思います。
そして、これは、何もコーチングだけで機能するものではないと思うのです。
通常の人との関わりの中でも、できるだけ思い込みの枠を外すというか、緩める意識を持っておくと、きっと人間関係も楽になると思います。
自分がそうでしたから。
そのためには、まず自分の思考の枠に気づくこと。
そして、そのためには、多くの自分と違う他人と触れ合うことですね。
自分とは異なる意見、考え方に触れたとき、素直に、
「そうかぁ、この人はこんな風に考えるんだぁ。」
とか、
「へぇ~、そんな見方もあるんだぁ。」
と、好奇心をもって眺めるように他人の言葉に耳を傾けてみる。
そうやって、いろんな思考、視点に触れることで、逆に自分の思考の枠の輪郭が見えてきます。
だから、苦手だろうが何だろうが、居心地が悪かろうが、たくさんの人と触れ合える場所に敢えて出かけるようにしています。
昨日もまさにそんな場でした。
そんな場を与えてくださる皆さまにも感謝です。(^_^)
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