今川義元公の墓参り

8年前、こんな考察記事を書いていました

天下統一を狙える戦力を持ちながら、格下・織田信長の奇襲に遭い桶狭間の戦いで金星献上、決勝トーナメント初戦で姿を消した不遇の武将・今川義元公

幼少時代に人質として過ごし、江戸幕府を開いた後は隠居生活を送っただけの徳川家康公を静岡の顏とする風潮に対するアンチテーゼとして書いた記事です

駿府の文化・経済の礎を築いた自分ではなく徳川家康ばかりがもてはやされる事に立腹した今川義元公が呪いを発動し静岡に勝負弱さを蔓延させているのでは

そう考えなければ清水エスパルスの勝負弱さが説明付きません今年も圧倒的な戦力を持ちながら今現在箸にも棒にも掛からない順位にいるのです

そこで第10節＠レノファ山口戦のあった日曜日の午前中、今川義元ゆかりのお寺を巡って祈りを捧げて来た次第、今回はその様子をレポします

先ずは今川義元公のお墓がある葵区大岩の富春院へ城北公園の通り沿いにあるのでナビ要らずで行けました

小さめながら格式が高そうな朱門をくぐります

墓地の奥に今川義元公のお墓を発見

生前の功績を讃え不幸をお悔やみしてきました

そして今川家の菩提寺・臨済寺にも訪問開山したのは義元公の右腕だった雪斎長老で人質時代の12年間徳川家康に文武両道を教えた人物だそうです

立派な庭園がある由緒正しいお寺、当時の今川家の格の高さを示している様です義元公は公家の様にお歯黒を塗って麻呂っぽい眉毛をしていたそうですしね

立派な山門、ちょっとした観光スポットみたい

仁王像二体も由緒正しく阿吽の呼吸

浅間神社の影に隠れてこんなに立派なお寺があったとは知りませんでしたとても雰囲気のある広いお寺でしたよ

和尚様が朝のお務めとして読経していました

静岡の街中にある事を忘れてしまいそうですが

振り返れば高いビル、やっぱ駿府の中心だった

脇にツツジの花が咲く階段を下りて行くと・・・

石塔と今川義元公の位牌がありました織田信長に掛け合った家臣が義元公の首を取り戻しここに眠らせているのだとか

愛知県豊川市に義元公の首塚があると聞いた事もあるので真偽のほどは定かではありませんが、義元公の魂が眠っている事に疑いはありません

今川義元公をお参りして清々しい気分になり臨済寺を後にした数時間後、エスパルスは憑き物が落ちた様にポテンシャルを発揮して大勝を挙げたのでした

これで今川義元の呪いが解けたと思いたい

駿府城回りは浅間神社あり臨済寺あり歴史好きな方には中々激熱なスポットが沢山あるなと改めて気付かされました

エスパルスは山口に大勝して自信を掴んだと思うけど、たかが1試合の事だしまだ何も成し遂げていないので油断せず行こう

帰りに庭の池を見ると、カモが日向ぼっこ

カモになるなよ、エスパルス(;'∀')