J2降格の可能性を秘めた最終節、ホームにセレッソ大阪を迎えた清水エスパルスは逆転勝ちで勝点3の上積みに成功、来年の創設30周年をJ1で迎える事を確定させました
15位で最終節を迎えたエスパルス、16位湘南と17位徳島が揃って勝った場合、負けたら無条件でJ2降格となってしまう状況、ヴァウドと共に祈りながらキックオフを待ちます
スタメンは前節負傷した井林に代わり途中出場したヴァウド以外は前節と変わらずでしたが、平岡監督のユース監督時代の教え子、立田・宮本・滝がサブメンに入ってました
この日もコイントスでエンドチェンジ、今までなら嫌な予感がした所ですが前回の広島戦と同じと言う事でむしろゲンが良いと感じました
試合開始早々からエスパルスがゴン攻め、西澤のクロスはサンタナには合わなかったものの、こぼれ球を中央から竹内がシュートしかし僅かにポスト右に外れゴールならず
これで勢い付いたエスパルスは前半3分にも西澤のCKにヴァウドがヘッドで合わせGKを抜くもセレッソDFに足で掻き出されてしまい先制出来ません
飲水タイムを経て前半35分、セレッソに一瞬の隙を突かれよもやの先制点献上清武のCKに大外でフリーで待っていた大久保がボレー、これが竹内に当たりゴールマウスに
それでも下を向かずセンターラインへ向かうイレブン、先制されたら敗戦へ向け一直線だった頃の姿はもうありません
そして前半終了間際で得たFKのチャンス、相手GKとDFの間に入れた西澤の高速クロスにCB鈴木義がヒザ(笑)で合わせて同点、試合を振り出しに戻す事に成功
おーい、前が見えんじゃないか
この時間帯に得点したのは今季初めてじゃないかともあれ取り返して前半を終える事が出来たのが大きかったですね
ハーフタイム、他会場の経過をチェックしてみると徳島が広島に0-3と大量リードを許している大きな保険に入れた気分で後半へ
自力で目先の試合に勝つことに集中出来る状況で戦うエスパルス、後半6分波状攻撃から右サイドでボールを受けた西澤がカットインから左足を振り抜きゴラッソ
勝ち越しゴールキターーー
決めた瞬間にベンチへダッシュする西澤と仲間達
ベンチ前に大きな歓喜の輪が広がった
最後尾から終始声出ししてチームを鼓舞し続けるGK権田のキャプテンシー、この試合でも光っていました
声出しだけでなく、リーグ戦最後の試合となるセレッソ・大久保の会心ヘディングシュートをゴールの外へ弾き出すプレーでもチームの危機を救ってくれました
試合はエスパルスがリードしたまま終盤へ後半26分にごっちゃん⇒山原、後半35分に唯人⇒ディサロ、西澤⇒中山へスイッチ、運動量を維持しながら相手の目線を変えます
後半42分には松岡⇒宮本とボランチを交代
そしてFWサンタナを下げてDF立田を投入
チームに明確なメッセージを与える分かり易い選手交代を経て勝利へ向け着陸態勢に入るエスパルス、危なげなく残り時間を巧みに使ってタイムアップを迎えました
積極的な姿勢がスタッツにも良く表れていると思いますセレッソのストロングを消す球際での粘り強さをベースに西澤の右足アシスト&左足ゴールで勝ち切りました
ロティーナさんの戦術に囚われ過ぎて見失っていた玉際への拘り、責任感、サッカーの情熱を選手達に気付かせてくれた平岡監督の功績は駿河湾よりも深いと思います
いや~、ホッとした~(^。^)♪