前節ホームでミスだらけの覇気のない試合をして鹿島アントラーズに0-4と惨敗し、振り向けば降格圏と言う16位に転落していた清水エスパルス
今節は5位と上位に付けている名古屋グランパスとアウェイで対戦、前半戦では何も出来ずに0-3と完敗していた相手に食らい付き1-1のドローで勝点1を獲得しました
トヨタスタジアムのゴール裏には緊急事態宣言が発令されているとは思えぬ程、名古屋サポで埋め尽くされており、アウェイ感たっぷりの一戦でした
スタメン、夏の補強で獲得した藤本・コロリ・ホナウド・松岡・井林を全員頭から使って来ましたねこれはこれで賭けだけど、古い選手を使って今の位置だからしょうがない
アウェイだけどホームの名古屋が夏仕様の白ユニなので、エスパルスはホーム用のオレンジユニを着用ホームで負けてるから、ホームのつもりでとは言えない
さて、立ち上がりから見ていて全然ストレスを感じないいつも見慣れた無駄なバックパスがなく前向きにチャレンジする姿勢で試合に臨んでいたからだと思います
ボールを配給する松岡の積極性と献身的に動く藤本とコロリのプレーには期待感を感じました好守に決定期がないまま前半の飲水タイム、時間の経過が早く感じられました
飲水タイム明け1分、前田のクロスがゴール前に入るも守護神・権田が名古屋選手の鼻先でセーブ、こぼれ球をヴァウドがクリアして事なきを得ます
ここは権田がスーパーセーブでオウン防いだ
前半42分、センターライン付近から松岡が左サイド奥へロングフィード、これを片山が収めて左足でクロスを送り藤本が中央へドンピシャヘッドをかますもGK正面
前半終了間際、名古屋・吉田に中央からフリーでミドルを撃たれるも権田が片手一本で枠外へ撥ね出しエスパルスゴールを死守
飲水タイム明けは撃ち合いの様相を呈するも、両軍とも決定機で決め手を欠きスコアレスドローで前半終了
勝負の行方は後半へ押し込んでいる訳では無いけど何も出来なかった訳じゃないし、ミスが失点に絡まない様に気を付けながら後半に全てを賭けます
今度は右サイドから侵入してくる相手にニアを狙われるも、権田が反応しゴールラインに逃れる事が出来ました
最初にゴールネットを揺らしたのはエスパルス、後半11分ホナウドの浮き球のパスを受けたサンタナがサンターナターンを見せ左足を振り抜き名古屋ゴールへ流し込むも・・・
後半12分、名古屋に均衡を破られましたセンターライン付近で松岡がサンタナに楔のパスを打ち込むも、サンタナこれをキープ出来ずボールロスト
長澤から縦パスを受けた前田がゴール中央からバイタルへ侵入し左足一閃、権田の横っ飛び及ばずボールはエスパルスゴールにグサリ
エスパルスはコロリに代えて西澤、唯人に代えて滝を投入し前線の運動量を増やそうとするも、逆に前線のプレスが緩くなってしまうと言うね
それでも後半24分、左バイタルの良い位置でFKを獲得、西澤のキックは面白いコースに供給されるもGKの前に入り込んだホナウド(?)がヘッドで触れず、うーん惜しい
数少ないチャンスを決め切れずお決まりの失点を喫してしまい、せっかく前節から持ち直したのに負けては何もならない、そう思い始めた頃エスパルスにゴールが生まれました
後半29分、イーブンのボールを取り切って右サイドに流れた藤本がアーリー気味のライナー性クロスを入れるとサンタナが利き足でない右足でボレー、これがゴール左隅へ
追い付く気配の無い所から追い付かれた名古屋は意気消沈、その隙を突きエスパルスは勝ち越し点を目指して攻めます
後半32分には松岡がミドルを狙い、その直後には藤本が右サイドからエリア内に侵入し切り返しからシュート、しかし枠を捉える事は出来ませんでした
ショックから立ち直った名古屋に終盤押し込まれる展開になるも、この日はマテウスに当たりが無く決定的なシーンでシュートミス連発、助かった
名古屋は長期離脱から金崎が復帰出場、ファーストプレーでヴァウドを流血させる相変わらずの暴れん坊っぷり
エスパルスは負傷したヴァウドに代え立田、中盤で走り続けたホナウドに代え竹内を投入魂を引き継いだ二人も無難に役割をこなし、ATは5分
腰が引けた様に守り倒すつもりでプレーしたら逆に名古屋の攻撃を受け切れないと判断、攻撃は最大の防御とばかりに名古屋ゴールに迫るエスパルスイレブン
AT1分、左サイドで竹内が絡み数的優位から抜け出した片山がペナルティエリア角からミドルシュート、早い弾道の好シュートでしたが僅かに浮いてしまい枠外、あーん
こうしてドローのまま試合終了
最後のチャンスを決め切れなかった藤本は悔しさを隠し切れない表情でしたが、逃げずにファイトした内容で現時点でのベストゲーム、この相手に勝点1の結果は上出来かと
サンタナに当ててリターンを貰おうとした松岡のパスを引き込んでしまいロストして失点に直結させてしまったサンタナが責任を持って同点ゴールを奪ったと言う試合でした
この試合で前節の様な惨敗を繰り返し喫してしまったらロティーナ監督の首が飛んでもおかしくない状況だったと思いますが、どうやらそうならなくて済みそうですね
ゴールも決められずポストもこなせない無能なFWになり下がっていたサンタナは起死回生の同点ゴールを挙げて何とか面目を保つ事が出来ホッとした様子
試合後、キャプテン権田がフィールドプレーヤーの核となっていた松岡と反省会をしていた様子だったのが印象的でした
湘南も勝点1を積み上げた為順位は変わらず16位のままですが、幸い降格圏に沈むボトム4が揃って敗戦したので少しだけ心の余裕が出来ました。笑
次節まで中11日空く日程なので、このブランク期間中に新戦力と既存戦力の連携を深め、特に攻撃の形をしっかりと作る事が残留争いに勝ち抜く為には必要です
次節鳥栖戦でも粘り強く戦って勝点を奪取し降格圏から更に遠ざかる流れを作り、いち早く来季の巻き返しに向けて前向きな戦いが出来る状態になります様に
VIVA, S-PULSE!!!