横浜市役所2017
横浜市役所2017
このブログを通して、横浜市役所という組織が、倫理の逸脱という危機に陥っていることを具体的に示してきて、すでに7年は経過している。
http://ameblo.jp/shigeo-kanou/archive1-201701.html
横浜市は、昨年度も約1年間にわたり、特に、子どもの安全・教育、医療安全において、一般常識から逸脱した体質が露呈し、かつ全国的にも周知され、国民や横浜市民あるいはテレビ、新聞等で批判され続ける事態を引き起こした。
どこの組織にも腐敗はある様だ。しかし、腐敗よりもはるかに恐ろしいのは倫理の逸脱。
つまり、世間一般の常識と当該組織の中の主観とが大きく乖離してしまうことであるという。
組織の気質が正常であれば、倫理の逸脱は早々是正されるはずである。
しかし、最も組織を悪しき発生源に変える錯誤は、その組織自体が、何が正しいことかが分からなくなることにあるという。
福島避難いじめ問題では、約半年にもわたり、横浜市教育委員会は国民、横浜市民、およびメデイアの批判にさらされた。
結局、市長による指導も処分も疑問視され、横浜市教育委員会のずれた体質もしっかりと報道された。一方、すっきりしないまま終止符がうたれた。
これでは倫理の逸脱が早々に是正されたとは思えない経過をたどったことになる。
この事実を、市長や横浜市役所という組織全体と議会が、どう認識するかが今後の重要な課題であろうと。
http://www.asahi.com/articles/ASK4P3CM9K4PULOB007.html
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170509002830.html
さて、今年度はカジノ問題も扱うであろう、国際・経済・港湾常任委員会のメンバーとなった。
http://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/meibo/meibo21.html
ここ数年、横浜市は林市長のもとでカジノ推進を強く訴えてきた。調査費にも1000万円を投入している。
また、東京新聞の報道にもあるように、年始の取材においても健全なカジノを目指すと答えている。
http://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12225646128.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201701/CK2017011202000157.html
ところが、年始インタビューから1か月もしないうちに一転して、慎重姿勢を市長会見で答えている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12119650V20C17A1L82000/
カジノという全国的にも注目される課題を前にして、横浜市の方針がコロコロと変えられたら、まともな議論ができないことになる。
市長選挙をにらんで、すべてのことが動いているとも聞くが。もし、そうだとすれば残念でならない。
市長は、ギャンブル依存症対策を優先すると言及しているようだが、どの局で対策を行うというのだろうか?
http://www.kanaloco.jp/article/227159
子宮頸がんワクチン副作用の助成問題などでも、未だきちんと対応ができていない。先日の自民党輿石議員の指摘のとおりである(横浜市のHP参照)。
かつ大口病院事件でも、危機管理のなさで全国的にも疑問視された横浜市健康福祉局健康安全部で、しっかりとした対応ができるとは到底思えない。
これから大変な1年となる。