Business Journal の記事から(子宮頸がんワクチン問題) | 不可能をかのうにする かのう重雄 オフィシャルブログ「一つ、ひとつを重ねて」 Powered by Ameba

Business Journal の記事から(子宮頸がんワクチン問題)

Business Journal の記事から(子宮頸がんワクチン問題)


東京大学医科学研究所の上昌広特任教授が1月16日、以下の題目でBusiness Journal の中で発信されていた。 ”子宮頸がん患者を「見殺し」にする国と朝日新聞・・・安全ワクチンの危険性を煽り接種禁止”

http://biz-journal.jp/2016/01/post_13319_2.html



ところで、「見殺し」という表現はずいぶん大げさに思える。子宮頸がんワクチンが子宮頸がんそのものを予防したという実証されたデータはまだないと、ワクチンを推進している横浜市立大学医学部の宮城悦子氏も、子宮頸がん征圧をめざす専門家会議主催の勉強会で、我々議員に説明していた。一方、がん対策基本法の下で、子宮頸がんの検診は推進されている。

http://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-11692719171.html



さらに、記事の中では、”世界は、日本の状況をあざ笑っている。”と書いてある。どなたを対象に書かれたかはわからないが、この上氏がいう”世界”という言葉の意味もわからない。大国ロシア・中国は定期接種化すら行なっていないと聴く。


世界195か国が定期接種化されているのなら、上記のような表現を使っても良いが・・・。なんだか、正確さの欠けた大げさな表現には本当にがっかりする。


国もメデイアも、少なからず政治家も他国の子宮頸がんワクチン接種の状況を、概ね把握し理解していると私は思っている。また、この医師はネット上で、被害者を攻撃している事実がある。

http://ameblo.jp/3fujiko/entry-12115161915.html



医師は、患者さんを診て診断するのが基本だと言われているが、最近は違うのだろうか?最近は、患者さんを診察することなく、いろいろと判断し、ソーシャルメデイアに発信する先生(?)方が散見される。

http://expres.umin.jp/genba/symposium10.html



昨年、11月に開催された”現場からの医療改革推進協議会”の第10回シンポジウムの事務局として、上昌広医師の名前があり、元民主党国会議員の鈴木寛氏の名前がある。


さらに、東京大学医科学研究所の助教であった松村有子氏が神奈川県立病院機構の担当局長として、そして黒岩神奈川県知事もこの協議会に参加している。


この協議会の登壇者には、以前ブログでも言及させて頂いた”現場の医療を守る会”メンバーが散見され、上昌広氏もそのメンバーの一人である。

http://insuring-medical-practice.net/?page_id=62

http://ameblo.jp/shigeo-kanou/entry-12088322977.html



全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会は、神奈川県予防接種研究会の所属構成員である久住英二医師と他1名の利益相反について、抗議の公開質問状を黒岩神奈川県知事に提出しているが。

http://kanasibu4976.heteml.jp/?cat=6&paged=2



久住英二医師は、医療ガバナンス学会というメールマガジンの理事長であり、上昌広氏は編集長、そして松村有子氏も社員となっている。また、久住医師は被害者連絡会を醜悪とまでネットで言及している

http://ameblo.jp/3fujiko/entry-12115161915.html



横浜市立大学黒岩義之医学部長解任問題では、解任の理由とされ、問題となった会食会に、現神奈川県立病院機構の理事長である土屋了介医師の名前もあり、医療ガバナンス学会でも当時、会食会のメンバーが6人であったとその問題を掲載している。


さらに、この会食会の出席者であった横浜市大病院の鈴木ゆめ神経内科教授も、当時、医療ガバナンス学会に何度も投稿していたことがメルマガのアーカイブで確認できる。黒岩義之教授も1回だが投稿している。そして、黒岩県知事もジャーナリスト時代から投稿している。

http://medg.jp/mt/?tag=%E9%88%B4%E6%9C%A8%E3%82%86%E3%82%81

http://medg.jp/mt/?tag=%E9%BB%92%E5%B2%A9%E7%BE%A9%E4%B9%8B

http://medg.jp/mt/?tag=%E9%BB%92%E5%B2%A9%E7%A5%90%E6%B2%BB

http://ameblo.jp/shigeo-k anou/entry-11240895367.html

http://medg.jp/mt/?p=1342



横浜市には、国が行政機関ですべきでないとしているPSA検査による前立腺がんの検診を未だ続けていることに対して、横浜市健康福祉局の行政医師に問い合わせれば、Yokohama Medical というアドレスから匿名で、私の議員活動を医師会で問題にするという脅迫メールが送られてくる環境がある。


議会でもこの問題を公にし、副市長に改善を求めたが、具体的な対応策は未だ伺ってはいない。横浜市の医療政策は医療関係者側に軸足が置かれており、患者側に軸を置いた医療政策の道は、はるかに遠い。


衛生局、病院経営局時代から散見される横浜市行政職員退職後の市内病院あるいは横浜市病院協会等の事務職への天下りしている現状が無くならない限り、健全な医療政策は期待出来ないという話があり、内部からも疑問視されている。


さて、神奈川県の医療体制も今後大丈夫であろうかと、今回の記事と、診察もしないでネット上で被害者へ攻撃を行っている医師である著者のTwitterの内容を読みながら不安に思った。とても、患者さんに軸足を置いた医療体制は望めないのではと、足元の神奈川県だけに心配に思う。

https://twitter.com/kamimasahiro/status/670857689098924032